介護旅行の「あ・える倶楽部」倶楽部に行ってきました。
実は先週、東京渋谷にある
介護旅行専門会社「会える倶楽部」
に、大学院の坂本光司教授、そして
研究会のメンバーで訪問してきました。
社長の篠塚氏は、大手旅行会社から独立し、
健常者対象にした旅行会社として
スタートされました。
介護旅行をはじめられた
独立後 5年後の1995年でした。
毎日毎日 カベと天井を見ながら生きている
高齢者た障碍者の方々を、なんとか外へ
お連れしたい。できれば
旅行を楽しんでいただくことが出来ない
だろうかと考えたことからスタートして
事業を始められ今や年間1000人のご利用者
を介護旅行にお連れするとのことです。
もちろん、そこに至るまでは、平たんな道では
なかったと言います。
今でこそ、高齢化社会の中で介護旅行の会社が
出始めましたが、当時は、まったくの
「変わり者」扱いをされ、結局は、高齢者の
「財布」を狙っているだけの会社という
うがった見方をされることが良くあった
あそうです。
でも、一度旅行に行かれると、「生きていて
良かった」という感想を皆さん、抱いて返ってくる
そうで、その多くの方が、次の計画をつくることで
元気を取り戻し、リピーターになって
次の旅行を楽しみにしているそうです。
このことだけで、いかに「感動」を与える
素晴らしい旅行であったかの証明だとおもいます。
多くの高齢者の方々は、「最後に故郷に帰りたい」
「墓参りをしたい、それは もうすぐそっちに
いくから待っててください、お願いしに行きたい」
そんな、人生をかけた最後の旅を満喫されるそうです。
2006年年から篠塚社長は、NPO法人トラベルヘルパー協会
を立ち上げます。介護旅行のノウハウを自社でもっている
だけでなく、全国にトラベルヘルパーと言われるスキル
を持ったヘルパーさんを育成し、全国の高齢者や
障害者の方々に、この感動を届けたい、そんな思い
で立ち上げたそうです。
今後、全国にこのネットワークを広げ、各地でこの
介護旅行を普及させていきたいと、社長は熱く
語っていたのがとても印象的です。
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