「困難に負けない言葉」
最近、施設の管理者やリーダーの方々
と研修などで話をしていて感じることは
リーダー自身のセルフケアの大切さです。
リーダー職は、ただでさえ通常、たくさんの
課題を抱え、さらには上司、部下との
人間関係に悩み、ともするとリーダー自身の
「こころ」が折れてしまいそうになることも
多々あるものと思います。
そんなとき、ある「言葉」が自分を救って
くれたといったご経験はありませんか?
今日は、そんな「心」が折れそうになった時に
読んでもらいたい言葉を皆さんに贈ります。
日本人女性として二人目の
宇宙飛行士となった山崎直子さんの
お話です。
>
> 山崎さんが、宇宙飛行士になる志を立ててから
> 地球を飛び出すまでに、
> 11年もの下積み時代がありました。
>
> そんな山崎さんが壁に直面した時、
> いつも思い出していた言葉があるといいます。
>
> 山崎さんが大きな力をもらっていた言葉とは――。
>
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> ■■□―――――――――――――――――――□■■
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> 「困難に負けない言葉」
>
> 山崎直子(宇宙飛行士)
>
> ※『致知』2015年12月号
> 特集「人間という奇跡を生きる」より
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> 特に4年目の2003年、
> スペースシャトル・コロンビア号が
> 空中分解をする大きな事故が起きて、
> 宇宙計画自体が不透明になってしまったんです。
>
> この事故では一緒に訓練をしていた
> 仲間7人が亡くなったこともあって、
> しばらくは呆然としていました。
>
>
> 私は長女を出産した後で育児休暇中でしたが、
> 保育園入園も決まってそろそろ訓練に復帰しようか、
> と思っていた矢先の大事故でした。
>
> アメリカの宇宙船が飛べないということで
> 訓練計画も大きく変わりましてね。
>
> 私は長女を日本に残して急遽ロシアに行き、
> さらにアメリカに移って訓練を続けたんです。
>
> 飛べるのかな、飛べないのかなと思いながら、
> それでも訓練だけは重ねていきました。
>
>
> このように自分の力だけでは
> どうしようもない壁に直面した時に励まされ、
> 支えになったのは、高校の担任の小田川恭子先生が
> 紹介してくださったある言葉だったんです。
>
>
> ――どういう言葉でしたか?
>
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> 20世紀のアメリカの神学者ラインホールド・ニーバーが
> 1943年、小さな教会で説教した時の祈りの言葉です。
>
>
>
> 神よ、変えることのできるものについて、
> それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
>
>
> 変えることのできないものについては、
> それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
>
>
> そして、変えることのできるものと、
> 変えることのできないものとを、
> 識別する知恵を与えたまえ。
>
>
>
> 高校時代、この言葉をたまたま日記に書き残していて、
> 大人になってそれを読み返した時、
> 大きな力をもらいました。
>
>
> いま自分ができること、
> 変えられることが何かあるはずで、
> それをやっていくことで
> 一歩一歩道に近づいていけるのかなと。
>
>
> 実際、私は
>
> 「おまえたちが訓練するスペースシャトルは飛ばないよ」
>
> と何度も言われてきました。
>
>
> しかし、飛べるチャンスが一パーセントでも
> あるかもしれないと信じてやってきたんです。
>
いかがでしょうか?
どんな時でも、少し呼吸をおいて、冷静に
今自分にできることは何かを考えてみる。
ともすると、出来ない理由を考えたり
自らの行動を起こすことから逃避する
ようなことってありますよね。私も過去
幾度となく、経験しています。
そんな時に、この言葉のように 冷静に
かつ 着実に前進できるような心を
持ち続けていたいものです。
何か、皆様のご参考になれば・・・。