「一億総活躍」社会実現に向けた厚生労働省の考え方
さて、安倍内閣にて発表された
「一億総活躍」社会の実現に向けて
厚労省 塩崎大臣が、がいち早く、
その考え方を発表されました。
その骨子は
1、夢を紡ぐ子育て支援
2、安心につながる社会保障(介護離職ゼロ)
3、安心につながる社会保障(生涯現役社会)
今日は、「介護離職ゼロ」に向けた取り組み
の施策をご紹介いたします。
○都市部を中心とした在宅・施設サービスの整備の加速化、
規制緩和
・介護等を理由とする離職者のうち、サービス不足によるやむを
得ない離職ゼロを目指し、20 20年代初頭までに現在見込ん
でいる増分に加え 約6万人分 の在宅・施設サービスを前 倒し、上乗せ整備
・用地確保が困難な地域における施設整備への支援の拡充
(定期借地権の一時金の支援拡充、 合築や空き家の活用)
・都市部における特養の建物所有要件や合築の際の設備の
共用等の規制緩和
・介護離職への対応も踏まえたニーズの把握方法等の検討
○上記の整備前倒しに伴い介護人材を追加確保 ・離職した介護・看護職員等の再就職支援 (再就職準備金貸付 等)
・介護職を目指す学生の増加・定着支援 (修学資金貸付 等)
・介護を通じた中高年齢者等の社会参加促進
・ハローワークにおけるマッチング機能の強化
・雇用管理改善による離職防止
・定着促進、優良事業所コンテスト・表彰
・社会福祉法等改正法案の早期成立の実現 等
○介護者の負担軽減に資する生産性向上
・介護ロボットの効果的な活用方法の検討
・開発や見守り支援ロボット等の導入支援、介護保 険対象の
福祉用具の新規導入の更なる迅速化等
・業務上の書類の削減やICTを活用したペーパーレス化に
よる文書量の半減
○働く家族に対する相談支援の充実
・地域包括支援センターや労働局において家族や事業主に対し、
介護サービス等に関する 情報提供の実施など周知強化
・地域包括支援センター等における相談強化
・認知症の人の家族等への支援の充実
介護休業・介 護休暇が取得 しやすい職場 環境の整備が 必要
○介護休業の分割取得等により、介護休業が活用しやすくなるよう介護休業制度の 見直し、給付率引上げに向けた取組
○仕事と介護が両立しやすい職場環境に向けた支援モデルの普及・
展開、企業への 導入支援
○長時間労働の是正やフレックスタイム制度の見直し等
今後介護を取り巻く環境はどんどん変わることを予感させる
記事ですね。
実際に、ペーパーレス化による介護業務の文書量半減
や介護ロボットの普及促進に向け、大臣自らが現場を回り
実態把握に動いておられます。
今後の動向に注目です。