厚生労働省「キャリア段位制度のあり方検討会」
先日、厚生労働省にて「キャリア段位制度のあり方
検討会」が開催されました。この会議は、先月から
スタートし、今回で2回目。
メンバーは学者、医師、介護事業者、識者等で構成され
今年度末には、その方向性が示されるとのことです。
今回は、全国から集まったキャリア段位制度を導入している
事業者の方々方からヒアリングを行うといった内容でした。
各事業所から上がっていたキャリア段位のメリット
としては
●アセッサー自身の技術の再確認が出来た。
●職員の技術レベルの把握が出来た
●現場職員の指導レベルが明確になった
●アセッサーの業務を法人が評価してくれるので
達成感、やりがいを感じられた。
改善点として
●評価内容に該当するご利用者の選択が難しかった
●対象の利用者が欠席すると評価が遅れてしまう。
●作成する書類が多く、残業による作業が多くなった
●評価項目が多く、定められた期間で評価を終えるのが
大変だった
「キャリア段位制度は介護職員のスキルアップ、離職防止
という被認定者にメリットが多い。
またアセッサーや事業所についても、介護技術の見直しや
職員の向上心につながる効果も大きい。
但し、評価の実施に多大な時間がかかり、事業所及び
アセッサーへの負担が大きいとの課題がある。
といったところが、今回発表のあった事業所の概ねの
ご意見だったように思います。
正に、弊社の顧問先で言われているご意見と
同様なものであったと思います。
これからは、その課題を一つ一つ解決していくことで
さらにバージョンアップを行い、この制度の普及と定着が
益々促進されてゆくものと考えます。
また、来月の検討会(12月10日)の内容もまた
このブログでお知らせいたします。