第3回 キャリア段位検討会を傍聴してきました。

皆さん、こんにちは。

さて、第3回目のキャリア段位制度に

関する検討会が、先週の木曜日に厚生労働省内で

実施されましたので、傍聴して参りました。

今回の3回目は、フリーの意見交換会となり

各会の代表者による「熱い」議論が交わされて

いました。

そのいくつかをご紹介いたします。


●介護キャリア段位の活用による効果

 レベル認定者がある程度いる施設が存在するように
 なれば、本来の意味で介護サービスの質というものを
 評価できる唯一の仕組みになるのではないか。

●レベル認定について

 現行の評価方式は、特に現認については利用者の状態像
 に対して行われた介護内容を記述するということにおいて
 エビデンスに基づいたケアということが言える。

 この評価方式は大変優れた仕組みであるが、アセッサーの
 負担やレベル認定においても負担が大きいのが実態であるので
 効率化できる仕組みを考える必要がある。

●制度的位置づけについて

 ・キャリアパスを自社で構築している事業者があるが、その場
 合、自社のキャリアパスとキャリア段位制度をどのように
 ミックスさせていくのか。

 ・キャリアパスの導入はそれぞれ独自にやるというところに
  各法人の特徴がでてくるものであって、キャリア段位を
  そのまま活用して、単純に全国共通にすればよいという
  ものではない。

●介護福祉士との関係について

 介護福祉士との区別・再整理が必要。これまでも介護福祉士
 の資格を取得したにもかかわらず。キャリア段位のレベル3を
 取得できないということが生じているのはいかがなものかという
 意見があり、介護福祉士の資格を取得した際にレベル3が
 取れているということにする必要があるのではないか。


今後、益々議論は深まってゆくものと思います。

今後の方向性としては、やはりこの制度は従来には前例が
ない、介護の質を高めるための重要なツールになる。

ただ、今後現場での負担を考慮し、活用面でいかに効率的な
仕組にしていけるのか。そこが今後の最大の焦点になって
ゆくものと思われます。

次回は1月18日に開催されます。また、皆さんには
速報で報告いたします。

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