「なんでも当たり前と感じないことが大切」
昨日は、致知出版主催で、私の尊敬する筑波大学
名誉教授の村上和雄教授の講演会に参加してきました。
村上教授といえば、「スイッチオンの生き方」で
有名な遺伝子工学の世界的権威の先生です。
今日は、その講演会の一部を皆さんにもご紹介させて
いただきたいと思います。
演題 「人間は無限の可能性をもつ」
『私の考えでは、感謝の気持ちを持つことが
眠っている遺伝子をのスイッチをオンにする
一番の根本です。そしてスイッチがオンになれば
人生が大きく開けていく。そのことを知れば
だれでも日常のありふれたことにも「ありがとう」
と感謝できるようになるのではないでしょうか。
これは倫理とか道徳とかというよりも、生命現象を
ずっと研究対象にしてきた者としての実感です。
生きていることで、ありがたいーその感謝の思い、そういう
心の持ち方が遺伝子のスイッチをオンにするのです。
感動とか感謝とかいいますが、人間はそんないにいつでも
感動しているわけではありません。そういう人もいるけど
普通の人はなかなか喜べないし、ましては感動はしない。
もしろ、もう生きているのが嫌になったというような
出来事に直面する方が多いかもしれません。
そういう人間がスイッチをオンにするには、ワクワクするような
出来事が日常に起きることを期待するよりも、もっと
根源的なこと、つまり生きていることのすごさ、ありがたさを
感じる方が早いのではないかと思うのです。
普通の人が何に感動するかはひとそれぞれで、共通点が
あるのかないのか良く分かりません。しかし、生きていることが
すごいことなんだというのはちょっと説明をすれば誰でも
わかる。
普通は生きているのが当たり前で、なにか悪いことが起きると
私たちは ああだこうだと文句を言ってますけれど、それは
当たり前じゃないということが大切です。それが、私たちの
眠っている遺伝子のスイッチをオンにする秘訣です』
いかがでしょうか?
私たち自身が「奇跡の産物であるということ」
村上先生の教えには、いつも「深い気づき」を
感じ、自分の日常を振り返ることで、
明日からの自分に新たな決意をいたしました。
何かを、皆さまにもお感じ頂けると幸いです。