「バディ制度」とは・・・
バディ=「仲間」です。仲間の制度って何・・・
聞いたことないのは当然です。一般的な呼び方は
「エルダー制度」「プリセプター制度」などと
呼ばれている新入社員に向けた、先輩社員からの
OJT制度のことですね。
それでは、これを「バディ制度」と敢えて呼んでいる
この制度には、どんな特徴があるのでしょうか。
導入しているある施設の事例をご紹介いたします。
●“バディ制度”は一般的には、「入社して間もない
新入社員を支えることで、会社に定着してもらう」事に
主眼を置いて推進している企業が多いような印象を受け
ます。が、A社はこの目的に加え、先輩社員に「“人と
関わり、人を育成する”楽しさを感じてもらう」事に
も相当の重きを置いていました。
●「そんなの、うちの会社でも同じだよ」「当たり前だよ」
そんな風に思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。
しかし、その“目的”が異なれば、運用方法にも当然、違い
が出てきます。A社では、今週中旬にも話題として挙げさせ
ていただいた
“今週の気付き”と同様の手法を使い、週に一度、新入社員
から先輩バディ宛に“今週の気付き”を送っても
らい、先輩バディからのフィードバックを(先輩バディの)
直属の上司は勿論、経営陣も確認しながら、時には社長自ら
も先輩バディの頑張りに対して評価・賞賛を直接送る等の
行動を起こし、“大変な部分もあるかもしれないけれど、
人の成長に携わるのは楽しいし、自らの成長にもつながる”
という意識につながるよう、工夫をされているとのことです。
●「まだ始めたばかりですので、偉そうなことは言えませんが、
でも、この事を継続していくことで、“人の成長に携わる”
マネジメントという仕事に少しでも関心を持つ人を増やし
ていきたいと思っています」控えめな口調でお話されていた
A社 社長の言葉がとても印象的ですが、“継続は力なり”、
適切なアクションを続けていけば、何らかの成果が必ず
返ってくるのではないでしょうか。
皆さまの事業所のお役に立てれば幸いでございます。