改めて「人材育成」を考える
先日、私自身、とても「気づき」の多いコラム
に出会いました。
今日は、その内容を改めて皆様に共有化させて
いただきます。
以下は、当該コラムからの引用です。
4月に入り、新入社員が入社し、フレッシュ感が漂う職場
も多いと思う。
さて、成長し続けている企業には、次の3つの特徴があると
言われている。
〇独自の経営観をもっている
〇付加価値の高い事業領域を確立している
〇「人材育成」に熱心である
独自の経営観とは、「なぜ、この事業をしているのか?」
という問いかけに明確な答えを持っているということである。
つまり、事業の目的が明確である事・・・。
また、付加価値の高い事業領域の確立とは、「あなたの会社で
ないと困る」と言ってくれるロイヤリティーの高い顧客に
恵まれているということである。
?と?の重要性を理解し、実行して、企業風土を作り出し
ているのが人材である。
ゆえに、人材育成に熱心な組織は成長し続けるのである。
ピータードラッカーが残した有名な言葉の一つに、
「従業員はコストではなく、経営資源である」というのがある。
全く、同感である。
また、経営者には、従業員をコストではなく、経営資源として
価値ある人材に育てる責任があると思う。人口減少という
社会問題の中で、人材不足が慢性化している今日では一層
その重要性を感じる。
「人材育成」その為には、まず人材ビジョンを明確に
しておく必要がある。IGグループでは、「人材とは、主体的
かつ生産的な目標を設定できる人をいう」と定義している。
そのような人材が育つ環境を整える事、これがトップの
仕事である。そのために、
次の3つのことを心がけている。
〇価値観(経営理念)を共有し、つねに確認できる機会をつくる
〇「仮説~実践~検証」という経営サイクルを確立する
〇「目標管理システム」を構築し、その運用のために時間を
確保する
また、働く社員としての心得は、個人と組織人としての二面性、
どのように統合できるかであろう。「仕事の報酬は仕事である」
という言葉がある。この言葉の意味をしっかりと噛みしめること
ができたら、全てが解決できる。
人材の成長とは、より生産的になることである。そして、
生産性の本質とは良好な関係性で仕事が出来ている状態をいう。
このように考えると、人材とはスキルだけではなく、
同時にマインドを磨き上げていくことが大切であると考える。