仕事を通じた人材育成
仕事で求めれられる能力について、社員が理解しやすい
形で提示されていますか?
社員個々人は、自分の能力水準が現在の仕事において
求めれる水準に比べてその段階にあるのか理解していますか?
ここで重要なのはその書き方。網羅的で硬い文章では
使いにくい。シンプルだけど具体的な事例が豊富なもの
にしたいものです。
そして本当に大事な部分がわかりやすい書き方が大切です。
人事評価では、その評価項目として、社員が行うべき「努力を
具体的に」示すことが大切です。
上司が部下にこう言ったとします。
「もっと仕事を効率的にしてもらわないと困るよ」。
すると部下は「わかりました、そうします。ところで
効率的に仕事をするってどうすればいいですか」と
聞き返してきました。この時の回答として「明日使う予定
の・・・」といったものであれば、効率的に行うコツが
わかるわけです。
どうすれば良い結果がでるのか、そのコツを着眼点として
明確に記載し、そのコツ、つまり努力をしたかどうかを
評価する仕組みとすれば、それは結果そのものではなく、
「良い結果を生むであろう行動と努力」を明確にすることに
より、職員の成長が期待出来ます。
つまり、評価制度で諦める職員をつくらない、なかなか良い
結果を生み出せない職員が「出来る職員」に育つ仕組みを
評価制度に盛り込むことが大切なのです。