介護人材確保対策検討会
さて、さる7月25日(金)東京で厚労省
主催で首題の会議が開催され、
今回は「介護人材確保の方向性について」
の「中間整理メモ」(案)が発表されました。
皆さんには、数回のブログに分けて会議での
論点(意見)をご紹介させて頂きたいと思います。
●介護人材確保の方向性について(基本方針)
介護人材確保については、ともすれば、
賃金水準の問題のみに帰着されやすいが、
より中期的な視点総合的な視点で取組こと
が肝要。このため
「参入促進」
「資質の向上」
「労働環境・処遇改善」
の視点からの対策を講じる
必要がある。
●(介護業界への)参入促進
(1)「介護職のイメージが未確立」
○現場の事例など、介護の魅力や
ポジティブな部分に光を当てた
情報発信を進めるべき。
○現場からはやりがいをもって
働いているのに賃金ばかり
クローズアップされた悔しいという声も聞く。
○キャリア段位制度というプロセス指標
を使い、介護人材を評価することで、
介護のプロフェッショナル性を高め
、ポジティブキャンペーンに活用すべき。
○イメージアップのための情報発信を行う際には
内実が伴わなければ、かえってショックで
辞めてしまう人が増えることにも留意すべき。
(2)「他産業との競合」
○経営者の意識改革や経営力=採用力UPのため
次の対策を検討すべき
・ 経営者の若返り促進
・ IT化の促進(SNSを使いこなせる経営者への進化)
・ 全ての介護職員が名刺をもつ業界に
・ 介護福祉士以外は非正規社員という価値観からの
脱却(求職者が集まらないのではなく、
自ら受け入れないようにしていることへの気づき)
今回は以上の論点までと致します。
まだまだ、意見を取りまとめている状態で、
具体的な施策がまだ見えてきません。
ただ、会議を身近で傍聴していたので、資料
には残らない論点も含めて、今後皆様には
お伝えしていきたいと思います。