スイッチオンの生き方
新年、初めのブログは、みなさんを
元気にする内容でいきたいと思います。
人の能力は、みな同じ、その違いは
本人の努力次第、なんて言葉はよく耳に
にしますよね。私も子供のころから、言われ
続けていますが、言われるたびに、聞き流して
いる自分がいました。
でも、すごい本を見つけました。人間の
こころの持ち方や、環境で、能力をいくらでも
引き出すことができる、というものです。
さらにこれを科学的に実証している本です。
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「私たち人間の身体は、
約60兆個の細胞からできている。
そして、人間が持っている遺伝情報は、
1ページ1000文字で1000ページある
大百科事典3200冊にも匹敵する。
その中の眠っている0・5%の遺伝子を
目覚めさせれば、人生が変わる」
50年以上にわたって遺伝子研究を続けてきた
村上和雄さんはこう語ります。
では、どのようにして
遺伝子のスイッチをオンにするのでしょうか――。
一個の細胞の中の遺伝子は、
目覚めていて機能する部分と、
眠っていて機能しない部分があります。
けれど、眠っている遺伝子が
永久的に眠っているかといえばそうではないし、
目覚めて機能している遺伝子が
死ぬまで働き続けるかというと
そうでもありません。
遺伝子の機能は、電灯のスイッチのように
、
つけたり消したりできるのです。
では、眠っている遺伝子と
目覚めて働いている遺伝子は
どう違うのか。
一言でいえば、目を覚ましている遺伝子は、
タンパク質やタンパク質をもとにした
酵素をつくることができますが、
眠っている遺伝子にはそれができないということです。
遺伝子がタンパク質や酵素を
「つくる・つくらない」ということを、
私は遺伝子のスイッチの「オン・オフ」と
表現しているのです。
眠っている遺伝子のスイッチをオンにする
ことができれば、私たちが「こうあってほしい」
と望むようなことは、
ほぼ100%可能といってもいいと思います。
それどころか、頭で考えて
「こんなことはダメだろう」と
思うようなことも可能にする能力を、
私たちの遺伝子は持っていると考えられます。
科学的に見た可能性の限界など、
まったく意味がありません。
人間の想像をはるかに超えた情報が、
遺伝子には書き込まれているのです。
人間という存在を遺伝子レベルで見れば、
学校の成績が良かろうが悪かろうが、
身体が強かろうが弱かろうが、
99・5%以上は誰でも同じです。
能力に差があるとすれば、
遺伝子を眠らせているか、
目覚めさせているかの違いだけです。
その違いは、心のありようや
環境などによって生じます。
人との出会いや環境の変化などによって、
眠れる遺伝子のスイッチがオンになるとき、
人は生きながらにして
生まれ変わることができるのです。
人間の可能性を妨げる要因として、
アメリカの心理学者A・H・マズローは
次の6項目を挙げています。
1.いたずらに安定を求める気持ち
2.辛いことを避けようとする態度
3.現状維持の気持ち
4.勇気の欠如
5.本能的欲求の抑制
6.成長への意欲の欠如
これはそのまま遺伝子の目覚めを
妨げる要因と考えていいでしょう。
伸びる人とは眠れる遺伝子を
呼び起こすことがうまく、
それが下手な人は能力や才能を持ちながらも
伸びきれない人です。
※『スイッチ・オンの生き方』(致知出版)より
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今日は、このぐらいの紹介にしておきます。
この続き、「では具体的のどうすれば、「スイッチオン」
の状態に人間はいられるのか」は今後の
ブログでまた紹介しますね(笑い)
それでは、今年も、よろしくお付き合いください。
⇒福祉人材の人間力向上研修