心を常に喜びと感謝で満たすコツ
今日は、最近 読んだコラムで
自分自身の 気持ちの
持ち方に 改めて気づかされた
そんな 記事をご紹介いたします。
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人の心は触れるものによって変わる
といいます。
何か嫌なことや辛いことが起こると、
気分が落ち込んだり、
自分は不幸だと思い悩むことも
時にはあるでしょう。
そういう時に大切なこととは
何でしょうか。
聖心会のシスターで、
国際コミュニオン学会名誉会長の
鈴木秀子さんが語った
「心を常に喜びと感謝で満たすコツ」とは――。
「幸せは受け止め方で決まる」
鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)
※『致知』2015年1月号
連載「人生を照らす言葉」より
人の気分というものは
年中変わっていくものです。
もし憂鬱な気分に陥ったり、
自分は不幸だと思い悩むようなことがあるなら、
身の回りの何でも結構ですから、
何かしら感謝できるものを見つけ出すことです。
一つのコツとして、朝起きたら
5分でも7分でもよいので、
自分の日常をふり返り、
そこから何を喜べるかを考え、
そのことに感謝してみることをお勧めします。
これを聞かれたあるお母さんが、
こんな話をしてくださいました。
自分はいつも、子供がいて大変だ、大変だ
と言っていました。
けれども、子供がいてくれたおかげで
一緒に野球を楽しむことができたし、
運動会に応援に行って、
みんなでお弁当を食べる喜びも得られました。
子供のおかげでたくさんの喜びを
与えられていたことに気づき、
本当にありがたいと思いました、と。
例えば、手を怪我したことによって、
当たり前に手が使えることのありがたさに
気づかされることもあるでしょう。
病気で辛くても、
家族が自分を大事にしてくれるなど、
感謝に値することはいくらでも見出せるはずです。
また、常にそういう視点で
物事を見ることによって、
それが光となり、
自分を助けてくれるようになるのです。
がんで余命宣告を受けた
26歳の青年がいました。
当初は、なぜ自分はがんになったのだろうと
随分思い悩んだそうです。
その挙げ句に会社を辞め、
鍼灸師になったところ、
自分の元へ来る日も来る日も
体の調子を崩して苦しんでいる人、
もっと元気になりたいと願っている人が
訪れるようになりました。
青年はその人たちを
一所懸命治療しているうちに、
自分は苦しんでいる人たちの気持ちが
分かるようになるために病気になったのだ、
と悟ったそうです。
不思議なことに、その後の検査で、
前回290もあったがんマーカーが
30にまで激減し、
腫瘍が劇的に小さくなっていたそうです。
以前は体調が悪いため、
5分も車に乗っていられなかった青年は、
病気のことを全然苦にしなくなり、
仕事の傍ら友達とドライブに出かけたり、
釣りを楽しんだりするまでになりました。
病気が完治したわけではありませんが、
この病気のおかげでたくさん学ぶことができた。
自分の生きる道が分かった。
嬉しい、嬉しい、といつも喜びながら
充実した毎日を送っているそうです。
人間は一人ひとり
異なる使命を持っています。
それは何もノーベル賞をもらえるような
立派な業績を挙げることばかりではありません。
まずは心を常に喜びで満たし、
温かさが溢れ出るような自分、
周囲に幸せを広げていけるような自分になること。
そのことが自分の使命を自覚し、
全うしていく第一歩になると思います。
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いかがでしたでしょうか。
身の回りに起きるいろいろな
出来事。
全てに「当たり前」なものなど
何一つない。そう考えることで
全て出来事に 感謝をもって接する
ことができる。
なかなか出来ないこと かもしれませんが
いつも心のどこかに持っておきたい
気持ちですよね。
何かのご参考になれば幸いです。
⇒福祉人材の人間力向上研修