介護人間力研修
みなさん、こんにちは!!さて、今年度もスタートしています
「人間力向上研修」。
既に多くの施設・事業所にお伺いし
たくさんの職員の方に研修をお届け
しています。
受講生の方々からは、「たくさんの気づきを
いただきました」といった
ご感想を頂き 本当に嬉しく思っています。
その中で、ある特養さんの女性職員の方の
ご感想を紹介いたします。
「何をするにも なにに対してでも、自分自身の
こころひとつ、気持ちや考え方一つで
よくも悪くもなると改めて気づきました。
仕事は「志事」といういい意味の漢字も学べました。
私はこの仕事を「天職」だと思っています。
何か一つでも こんな私でも 誰かが喜んで
くれるなら、誰かの役に立てるなら と思い
たとえ敷く場が変わってもこの仕事を続けて
いけるのは、この仕事が好きで楽しいと
思えるからです。
明日からは 今日感じたことを振り返り、
ご入居者様とどのようにむきあえれば
日々楽しく、笑顔で生活していっていただけるのか
を考えて仕事をしていきたいと思います。
とても学びが深い2時間でした。本当にありがとう
ございました」
この他にも たくさんのご感想を頂いています。
これからも、介護の現場で働く皆さんの、元気と
「やりがい」を持っていただけるような「気づき」
をお伝えしていくことができたら、と思っています。
⇒福祉人材の人間力向上研修
「心が技術を越えない限り、
その技術は生かされない」
この理念のもとに、営業マン育成の勉強会
「永業塾」を全国8か所で開催し、
数多くの人材を輩出している中村信仁さん。
かつて高卒で日本ブリタニカに飛び込み、
いきなり最年少で世界3位の実績を挙げました。
みなさん、こんにちは」!!
今回も、致知出版の中から
心に響いた記事を皆さんにも
お伝えさせていただきたいと
思います。
「結果に迎えに来てもらえる人とそうでない人の差」とは――。
┌───────今日の注目の人─────────┐
「結果に迎えに来てもらえる人」
中村信仁(アイスブレイク社長)
※『致知』2014年12月号
特集「発想力」より
└───────────────────────┘
――若い方々には仕事や人生の心構えを
どう説いておられますか。
若い人は、もっと自分を生かせる場所があるはずだとか、
もっと自分のことを分かってくれる人がいるはずだと考えがちです。
でも、どんなにつまらなかろうと、厳しかろうと、
結局いまやっている仕事が実は天職なんです。
――いまやっている仕事が天職。
そう思えるかどうかの違いだと思うんです。
そしてその仕事をとことんやり遂げた時に、
次のさらなる天職が迎えに来るんです。
私もそうだったんですが、
若い時って自分から何かを掴みにいこうとしがちですけど、
そうやって掴めたものってほとんどないんです。
逆に、いまやっていることを一所懸命やっているうちに、
気がついたら次のステージに上がっていることのほうが圧倒的に多い。
それを教えてくださったのが、
私がいま師事しているラジオ話芸人の日高晤郎さんです。
元大映の俳優さんですが、
オーディションを受けて落ちた役者は、
「あの監督は俺のことを分かってない」
って必ず言うんだよなとおっしゃるんです。
でも違うんだよ。
役がそいつを迎えに来てないんだよって。
――実に含蓄溢れるお話です。
やっぱり結果に迎えに来てもらえる人に
ならなきゃダメだと思うんですよ。
そのためには礼の心が大事で、
自分の力で何でもできると勘違いしている人は、
結果を出せないと思うんです。
そういう意味で私は、営業に売る技術は存在するが、
心が技術を越えない限り、その技術は生かされないと
申し上げているんです。
――心が技術を越えなければならないと。
もちろん技術は大事です。
ラーメンをつくる技術のない人に
ラーメン屋はできませんからね。
でも、いくら技術があっても心がなければ、
つまり人柄や人間性を磨いていなければ、
あの人のラーメンは食べたくないとなる。
ですから技術は必要ですが、その技術を生かすには、
心が技術を越えていなければダメだと思うんです。
――仕事はそういう発想で取り組むことが大事なのですね。
そうですね。営業でも何でも、
どのスタート地点から物事を発想するか。
発想力ってスタートだと思うんです。
└───────────────────────┘
いかがでしょうか。
「天職」について、そして「心」について
考えさせられる内容ですよね。
やはり技術(介護技術)も大切ですが
それと同じくらい人 としての「人間力」
もまたとても大切にしていきたいですね。
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん、こんにちは!!
さて、今日は、ずっと以前に雑誌「致知」に
掲載された感動の秘話をお伝えします。
ある医師が「がん」を患い、命果てるまでの
奥さんと2人のお子さんに捧げた命の絶唱――。
以下、じっくりお読みください。
富山県の砺波(となみ)という町で、
ガンで亡くなった井村和清さんである。
彼は医師であったが、
右膝に巣くった悪性腫瘍の転移を防ぐため、
右脚を切断した。しかし、その甲斐もなく、
腫瘍は両肺に転移していた。
そして昭和54年1月、亡くなったのである。
享年31歳であった。
彼は医師であったから、自分の病状をよく知っていた。
だから彼には明日はなかった。
その彼が遺書を残している。
その遺書は『ありがとう、みなさん』と題されている。
彼は2人の子供に
「心の優しい、思いやりのある子に育ってほしい」と書き、
「私は今、熱がある。咳きこんで苦しい。
私はあと、いくらもお前たちのそばにいてあげることが
できない。
だから、お前たちが倒れても手を貸してあげることが
できない。
お前たちは倒れても倒れても自分の力で立ち上がるんだ。
お前たちがいつまでも、いつまでも、幸せでありますように。
雪の降る夜に父より」
そしてまた彼は、こんな遺書も残していた。
「ようやくパパと言えるように
なった娘と、まだお腹にいる
ふたりめの子供のことを思うとき、
胸が砕けそうになります。
這ってでももう1度と思うのです。
しかし、これは私の力では、
どうすることもできない。
肺への転移を知った時に覚悟はしていたものの、
私の背中は一瞬凍りました。
その転移巣はひとつやふたつではないのです。
レントゲン室を出るとき、私は決心していました。
歩けるところまで歩いていこう。
その日の夕暮れ、アパートの駐車場に車を置きながら、
私は不思議な光景を見ていました。
世の中がとても明るいのです。
スーパーへ来る買い物客が輝いてみえる。
走りまわる子供たちが輝いてみえる。
犬が、垂れはじめた稲穂が、雑草が、電柱が輝いてみえるのです。
アパートへ戻ってみた妻もまた、
手をあわせたいほど尊くみえました」
「郷里へ戻ると父が毎朝、近くの神社へ私のために
参拝してくれていることを知りました。
友人のひとりは、山深い所にある泉の水を汲み、
長い道程を担いできてくれました。
『これは霊泉の水で、どんな病気にでも効くと言われている。
俺はおまえに何もしてやれなくて悲しいので、
おまえは笑うかもしれないが、これを担いできた』
彼はそう言って、1斗(18リットル)以上もありそうな
量の水を置いてゆきました。
また私が咳きこみ、苦しそうにしていると、
何も分からぬ娘までが、私の背中をさすりに来てくれるのです。
みんなが私の荷物を担ぎあげてくれている。
ありがたいことだと感謝せずにはいられません。
皆さん、どうもありがとう。
這ってでももう1度戻って、
残してきた仕事をしたいと願う気持ちは強いのですが、
咳きこむたびに咽喉をふるわせて出てくる血液を見て
いますと、もはやこれまでか、との心境にもなります。
どうも、ありがとう。」
日一日と悪化する病気に、もう猶予はできない。
ここまでくれば、いつ机に向かうことができなくなるかも
しれない。
とにかく『あとがき』を書くことにした。
「頼みがあります。
もし私が死にましたら、残るふたりの子供たちを、
どうかよろしくお願い致します。
私が自分の命の限界を知ったとき、
私にはまだ飛鳥ひとりしか子供はありませんでした。
そのとき、私はなんとしても、もうひとり子供が
欲しいと思ったのです。
それは希望というよりは、
むしろ祈りのようなものでした。
祈りは通じ、ふたりめの子供が
妻の胎内に宿ったのです。
妻はこれはあなたの執念の子ね、と言って笑いましたが、
私はどうしても、妻と飛鳥を、母ひとり子ひとりに
したくなかったのです。
3人が力を合わせれば、たとえ私がいなくても、
生きぬいてゆける。
妻がもし艱難に出逢うことがあっても、
子供たちふたりが心を合わせれば、
細い体の妻をきっと助けてくれる。
そう信じています」
そして、彼の死後、
「誰よりも悲しむであろう父母を慰めてやって下さい」と頼み、
「ありがとう、みなさん。
世の中で死ぬまえにこれだけ言いたいことを言い、
それを聞いてもらえる人は滅多にいません。
その点、私は幸せです。
ありがとう、みなさん。
人の心はいいものですね。
思いやりと思いやり。
それらが重なりあう波間に、
私は幸福に漂い、眠りにつこうとしています。
幸せです。
ありがとう、みなさん、
ほんとうに、ありがとう」
1人の若者が生きることの大事さを
教えてくれた生の記録である。
彼は最後の最後まで、
人間万歳を歌いあげたのである。
最後の最後まで「ありがとう」をいい続けたのである。
生きるということは1度しかない。
リハーサルなんかありはしない。
たった1度だけである。
どうか、この「生きる」ことを大事に大事に
生き抜いていただきたい。
(『致知』1987年7月号より)
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん、こんにちは!!
今日は、94歳で今なお現役で
活躍されている名医の方のお話を
皆様にお伝えしたいと思います。
現在、行っております人間力向上研修
では 必ず「仕事観」のお話をさせて
頂いております。
「天職に目覚めるコツ」それは
目の前の与えられた仕事を、
一所懸命に行う事。そんなお話を
研修では 皆様にお伝えしています。
今日は、その言葉に関する、とても
貴重な お話をお聞きしましたので
皆様にも お伝えさせて頂きたい
と思います。
└───────────────────────┘
伝説の名医と称される人がいます。
戦後、日本の小児外科の分野を開拓し、
94歳となったいまもなおクリニックの院長として
現場に立つ駿河敬次郎さん。
長きにわたり医師として活躍し続ける
その秘訣は何でしょうか。
また、これまで数多くの患者さんの命を
救ってきた体験を通して掴んだ「人生の心得」とは――。
「谷間に咲く百合のように」
駿河敬次郎(ノアクリニック院長)
※『致知』2015年5月号
連載「生涯現役」より
駿河 おかげさまで勲章なんかも随分たくさん
いただきましたが、
そんなものはこの世の誉れであって、
病気が治った子供たちやその親御さんの喜びが
私にとっての喜びでしたね。
それに、ほとんど助からないと言われる
難病の子供を救えた時の喜びは一入でした。
35年前のことですが、タイから生まれたばかりの赤ちゃん
を連れたお父さんが私のところに訪ねてきましてね。
大変難しい病気に罹っていて手術をしても
ほとんど助からないことはすぐに分かりました。
でも僅かでも可能性は残されていたので、
そのことをお伝えした上で手術を行うことにしました。
――結果はいかがでしたか。
駿河 これが何とか成功しましてね、
無事にタイに帰してあげることができたんですよ。
ところが後日、タイにその子の経過を見に訪れた際に、
私に会ってほしい人がいると言うわけですよ。
それでどこに連れて行かれるのかと思ったら、
タイの宮殿でした。
その赤ちゃんというのは、
タイ国王のお姉さんのお孫さんだったんですよ。
これには驚きました。
実はそのお孫さん、
いまは結婚をしていて子供もいるんです。
ついこの間も家族で私のところに遊びにきてくれました。
――息の長いお付き合いですね。
駿河 これはこの方だけに限ったことではなくて、
手術をした子供さんの経過は必ず見るよう
にしているんです。
手術をして切りっぱなしではいけません。
ちゃんと見続けてあげないと。
それに、そうすることでたくさんの子供たちが
成長していく姿を見ることができるので、
それが一番の喜びかもしれません。
お医者というのは、人を愛し人に愛されることが
絶対に必要だと私はずっと思ってきました。
お金持ちでも貧しい人でも区別なく
一所懸命診てあげるには、やっぱり気持ちが大事です。
人を愛し人に愛される人間になりたいと思う気持ちがあれば、
それが自然と行いに出てくると思うんですよ。
――駿河先生の患者さんに対する思いやりの心が
伝わってきます。
駿河 そのためには、やはり置かれた場所で
一所懸命やることでしょうね。
私の母がよく言っていました。
与えられた能力は人それぞれだけど、
自分の持ち場で力いっぱい仕事をすることで美しい花を
咲かせなさいと。
私は若い頃には小児外科で花を咲かせようと
一所懸命でしたが、
年とともにそれ相応の花を咲かせようと頑張ってきました。
高い山の上に咲く桜はもちろん綺麗ですけど、
誰も気がつかないような谷間に咲く百合の花であっても、
綺麗に花を咲かせればそれでいいんですよ・・・
└───────────────────────┘
いかがでしょうか。
仕事観に関する「気づき」に満ちた お話だと
思います。
皆様方のご参考になれば幸いです。
今日も一日、張り切って行きましょう。
⇒ 福祉人材の人間力向上研修 みなさん、こんにちは!!
この4月から新しく社会人になった方や
新天地を歩まれる方も、多いことと思います。
初めて社会に出た時
どのような心構えで仕事に挑んでいけばよいのか
その指針を得ることは大切でしょう。
21歳の若さで小さな食堂を切り盛りし、
現在、全国に308店舗、海外に75店舗展開す
人気和定食チェーンに育て上げた
大戸屋ホールディングス会長の三森久実さんが
語った
「20代を生きる上で大事なこと」とは――。
「20代の諸君よ、“桜となれ”」
三森久実(大戸屋ホールディングス会長)
※『致知』2014年7月号
連載「20代をどう生きるか」より
└───────────────────────┘
20代を生きる上で何が大事か。
私の経験から言えることは、
20代で成功しようなどと考えないでいただきたい、
ということだ。
何よりもこの10年間は
人より苦労することが不可欠である。
かつての私がそうであったように
20代で財を成したり、名声を得た人のほとんどは、
後に失敗している。
一時的には成功しても、
いずれ引っくり返る時が来るのだ。
ビジネスの世界はそんな甘いものではない。
だから、20代で成功しようと考えるのは、
非常に危険なことだと思う。
20代はまず、自分の人生の志を確立すべきである。
そして、志が定まったらその一点に向かって
徹底的に人よりも働き、努力することだ。
1日24時間というのは
誰しも平等に与えられている。
その24時間をどう使うかによって、
人生の結果に大きな差が生まれてくるのである。
自分が掲げる理想と現実の間には
当然、大きな開きがある。
そのギャップを埋めるためにどうするか
ということを常に考え、
いま為すべきことを寝る間も惜しんで実践し続ける。
それが人生の基盤をつくり上げるのではないだろうか。
結局、真面目に必死に働く以外、
道はないのだとつくづく思う。
もう一つ、いまの20代の皆さんに
お伝えしたいことがある。
それは「桜となれ」ということだ。
桜は毎年、春になると
必ず綺麗な花を咲かせる。
当たり前と思うかもしれない。
しかし、その過程では、
秋の台風や冬の厳しい寒さ、
その他あらゆる自然災害に見舞われる。
それらを耐え忍び、春には必ず咲く。
桜はどんな苦難があっても
「一年に一回、綺麗に咲く」という目標を変えることはない。
その桜と同じように、人間も本来、
自分が思い続けることは必ず具現化できる生き物なのだ。
しかし、目標達成までの過程で
嫌なことや苦しいことが降りかかると、
すぐに諦めて目標を変えてしまう人が多い。
そして、そのたびに
「自分は運が悪い」
「お金がなかったから」
「あの人のせい」
と、できない理由を並べて、
自分を正当化する。
このような人生からは
何の果実も生み出すことはできない。
20代の皆さんにはぜひ桜のように、
何事にも耐え、諦めず自分の志を必死に追い続けてほしい。
そうすれば30代、40代で
人生の花を咲かせることができるのである・・・
└───────────────────────┘
いかがでしょうか。
自分の人生を振り返ってみても
目の前の与えられた仕事を
精いっぱい、取り組むことに必死だっと
と思います。
ただ、これは今になって思い返すと
とても大切な時期であったと実感致します。
縁あって、ついた仕事(会社)に
簡単に自分の中で、結論をだすのでなく、
まずは、自力で壁を乗り越えることを
精いっぱいやってみる。
これにより、仕事を通じて、ひとは誰でも
成長することが出来、「桜」になって
花を咲かせる事ができるんですね。
皆様のご参考になれば幸いです。
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん、こんにちは!
今日は、人間力向上研修で
お伝えしている「天職に巡り合うには」
というテーマです。
自分に合った職業を探す・・・・
真剣に 自分自身を振り返り、自分が
何にむいているのか、何がしたいのか
を考えてみる時間はとても大切です。
ただ、その問いかけには、なかなか
答えが見つかりません。。
なぜなら、「やってみなければ、わからない」
からです。当たり前のことですが、
年齢や経験を重ねるほどに、人は慎重になり
考え込んでしまいます。
そんなときに、思い出して頂きたい
ヒントを 人間力研修ではお伝えしていますが
今日は、それをテーマにした、コラムを
見つけましたので、ご紹介いたします。
└───────────────────────┘
「“抜く”を“抜かない”」
白幡洋一(ベガルタ仙台元社長)
※『致知』2014年9月号
東北リコーの取締役に就任した際に当時の社長から、
これからは中国の古典を勉強するよう
アドバイスを受けました。
薦められて読んだ本の一冊、
『菜根譚』は私の大切な座右の書となりました。
同書の名言の中でも
とりわけ共感を覚えるのが次の言葉です。
「払意を憂うることなかれ
快心を喜ぶことなかれ
久安を恃むことなかれ
初難を憚ることなかれ」
思いどおりにならないからといって
心を痛めてはならないが、
思いどおりになったからといって
有頂天になってもいけない。
平安無事が続いても
それを頼りにしてはならないし、
最初に困難にぶつかっても挫けてはならない。
いま振り返れば、高卒の私が
社長の重責を担うことができたのは、
この言葉を知らず知らずのうちに
実践してきたからだという気がします。
課長時代は課長として、部長時代は部長として、
そして事業部長時代は事業部長として、
私はそれぞれの役割を全うすべく常に全力を尽くしてきました。
『菜根譚』の言葉はまさしく、
行く先々で一所に懸命になるという
私の信条にも通じているのです。
私はこの姿勢を、
「抜くを抜かない」とも表現しています。
仕事には問題がつきものであり、
人はその問題を乗り越える度に成長します。
そして難しい問題を乗り越えるために大事なことは、
考え抜くこと、やり抜くこと、
つまり徹底して諦めずに取り組むことです。
「抜くを抜かない」ことによって
人は成長を実現するというのが、
きょうまでビジネス人生を歩んできた私の実感です。
こうした経験を踏まえて、
いまの若い方にお伝えしたいことは、
自分の適性や自分に合った仕事を
過度に追求し過ぎないほうがよいということです。
縁あって入った職場、与えられた環境で、
まずは本腰を入れて仕事に打ち込んでみる。
そういう姿勢で仕事に向き合わない限り、
自分の適性に合った仕事は一生見つからないと思うのです。
自分の本当の適性というものは、
与えられた仕事に一所懸命打ち込むことで
初めて見えてくるものだからです。
どこへ行っても楽な仕事というものはありません。
しかし、そこで臆することなく
誠心誠意、全身全霊で向き合うことで、
やがて仕事に打ち込む楽しさが分かるようになる。
天職というのはそうして掴むものだと
私は思うのです。
└───────────────────────┘
いかがでしたでしょうか。
目の前の仕事に打ち込むことで
天職を見つけることができる。
私も経験からも、それを実感しますし
おそらく、不変の真実の様に思います。
ただ、もう一言・・・・
一所懸命に、仕事に打ち込んでも、」
どうしても、どうしても
上手くいかない、そんなときは、
不思議にも、「神様」が 必ず
別のご縁を与えてくださるものです。
⇒福祉人材の人間力向上研修 みなさん、こんにちは!!
今日は、最近 読んだコラムで
自分自身の 気持ちの
持ち方に 改めて気づかされた
そんな 記事をご紹介いたします。
└───────────────────────┘
人の心は触れるものによって変わる
といいます。
何か嫌なことや辛いことが起こると、
気分が落ち込んだり、
自分は不幸だと思い悩むことも
時にはあるでしょう。
そういう時に大切なこととは
何でしょうか。
聖心会のシスターで、
国際コミュニオン学会名誉会長の
鈴木秀子さんが語った
「心を常に喜びと感謝で満たすコツ」とは――。
「幸せは受け止め方で決まる」
鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)
※『致知』2015年1月号
連載「人生を照らす言葉」より
人の気分というものは
年中変わっていくものです。
もし憂鬱な気分に陥ったり、
自分は不幸だと思い悩むようなことがあるなら、
身の回りの何でも結構ですから、
何かしら感謝できるものを見つけ出すことです。
一つのコツとして、朝起きたら
5分でも7分でもよいので、
自分の日常をふり返り、
そこから何を喜べるかを考え、
そのことに感謝してみることをお勧めします。
これを聞かれたあるお母さんが、
こんな話をしてくださいました。
自分はいつも、子供がいて大変だ、大変だ
と言っていました。
けれども、子供がいてくれたおかげで
一緒に野球を楽しむことができたし、
運動会に応援に行って、
みんなでお弁当を食べる喜びも得られました。
子供のおかげでたくさんの喜びを
与えられていたことに気づき、
本当にありがたいと思いました、と。
例えば、手を怪我したことによって、
当たり前に手が使えることのありがたさに
気づかされることもあるでしょう。
病気で辛くても、
家族が自分を大事にしてくれるなど、
感謝に値することはいくらでも見出せるはずです。
また、常にそういう視点で
物事を見ることによって、
それが光となり、
自分を助けてくれるようになるのです。
がんで余命宣告を受けた
26歳の青年がいました。
当初は、なぜ自分はがんになったのだろうと
随分思い悩んだそうです。
その挙げ句に会社を辞め、
鍼灸師になったところ、
自分の元へ来る日も来る日も
体の調子を崩して苦しんでいる人、
もっと元気になりたいと願っている人が
訪れるようになりました。
青年はその人たちを
一所懸命治療しているうちに、
自分は苦しんでいる人たちの気持ちが
分かるようになるために病気になったのだ、
と悟ったそうです。
不思議なことに、その後の検査で、
前回290もあったがんマーカーが
30にまで激減し、
腫瘍が劇的に小さくなっていたそうです。
以前は体調が悪いため、
5分も車に乗っていられなかった青年は、
病気のことを全然苦にしなくなり、
仕事の傍ら友達とドライブに出かけたり、
釣りを楽しんだりするまでになりました。
病気が完治したわけではありませんが、
この病気のおかげでたくさん学ぶことができた。
自分の生きる道が分かった。
嬉しい、嬉しい、といつも喜びながら
充実した毎日を送っているそうです。
人間は一人ひとり
異なる使命を持っています。
それは何もノーベル賞をもらえるような
立派な業績を挙げることばかりではありません。
まずは心を常に喜びで満たし、
温かさが溢れ出るような自分、
周囲に幸せを広げていけるような自分になること。
そのことが自分の使命を自覚し、
全うしていく第一歩になると思います。
└───────────────────────┘
いかがでしたでしょうか。
身の回りに起きるいろいろな
出来事。
全てに「当たり前」なものなど
何一つない。そう考えることで
全て出来事に 感謝をもって接する
ことができる。
なかなか出来ないこと かもしれませんが
いつも心のどこかに持っておきたい
気持ちですよね。
何かのご参考になれば幸いです。
⇒福祉人材の人間力向上研修
人みなさん、こんにちは!
今日は、患者に寄り添う在宅医療を
行っている ある先生の記事ををご紹介
いたします。
人間にとっての幸せな死とは何か。
それはつまり、命ある今この瞬間を
どう生きるか
ということでしょうか。
そんなことを考えさせる内容になっています。
「幸せに満ちた人生の最期を迎えるために」
萬田緑平(在宅緩和ケア医)
※『致知』2015年4月号
連載「致知随想」より
└───────────────────────┘
外科医になって2年目。
患者さんを受け持てるようになった私は、
当時一般的ではなかった余命の「告知」を行い、
患者さんと家族の意思を尊重した治療のあり方を
少しずつ実践していきました。
効率よく手術や処置をこなす同僚からは、
「病室で患者と話してばかりで仕事が遅い」などと
ばかにされることもしばしば。
しかし、私が初めて告知を行った患者である
小林和恵さんとの出逢いが、
私の心の強い支えとなってくれたのでした。
彼女は39歳と若く、3人のお子さんのお母さんでもあり、
ピアノ教師として生き生きと働いている方でした。
しかし、体調不良を訴え、診察に訪れた時には、
すでに末期のがんに侵され手遅れの状態だったのです。
私は家族の希望を支援し、余命を告知。
後に抗がん剤治療から自宅療養に切り替えた彼女のもとに、
時々様子を見に伺うなど、心のケアに努めていきました。
その際、正式に和恵さんの緩和ケアを
引き受けてくださっていたのが、
「いっぽ」の設立者・小笠原一夫院長です。
そして、私は何とか和恵さんを元気づけようと、
ある一つのお願い事をしたのでした。
「数か月後に控えた私の結婚式で
ピアノを弾いてよ」
このお願いを彼女は大変喜んでくれました。
しかし、迎えた結婚式の早朝、
夫の晃一さんから電話が掛かってきたのです。
「先生ごめん。和恵は『私の楽譜はどこ?』って言っている。
きょうは調子がよくないみたい」
和恵さんはがんの進行による
意識障害を起こしているようでしたが、
何とか式場まで駆けつけてくれ、
お色直しの際に別室で顔を合わせることができました。
そして、いつもの明るさそのままに、
「ごめんなさい、ピアノを弾けなくて!」と、
花束を渡してくださったのです。
その後、帰りの車中でそっと目を閉じた彼女は、
そのまま深い眠りに落ち、
翌々日に自宅で静かに息を引き取ったのでした。
「自分の家で、自分のピアノの前で、
ショパンを聴きながら家族に囲まれ、
眠るように逝きたい」
と生前、言っていましたが、
そのとおりの穏やかな最期でした。
そして、悲しみに暮れる私に、
小笠原先生はこうおっしゃってくださったのです。
「和恵さんは、人生の最終楽章を“自分で”書いたんだ」と。
この時の体験が私に大きな影響を与え、
手術に熟練したかっこいい外科医を目指す傍ら、
緩和ケア研究会や小笠原先生の講演会に顔を出すようになり、
45歳の区切りをもって、在宅緩和ケア医として
人生を懸けようと決意するに至ったのでした。
私は医師が勧める抗がん剤治療や延命治療を
否定するわけではありません。
ただ、あくまで人生の最期のシナリオを書くのは、
他人ではなく自分自身だということを知っていただきたいのです。
そして、生まれてきた時に「おめでとう」と言うのなら、
亡くなる時も「おめでとう」と言える世の中にしたいのです・・・
いかがでしたでしょうか。
亡くなる最後も、「幸せに満ちた」終わり方を願う・・・
そんな人生を送る為にも、毎日の日々を大切に
精いっぱい生き抜いていくことが 生きるものに
とって最も大切な事のような気がいたします。
みなさん、こんにちは!!
今年もいよいよ人間力向上研修がスタートしました。
昨年一年の受講者は延べで、1000人を超えた
この研修。今年もまたスタートです。
今年は昨年以上の受講者が見込まれ、頑張って
皆さんの施設に伺いたいと思っています。
この研修、毎年バージョンをアップして
お届けしていますので、昨年とはまた
一味違う、研修で皆さんに「学び」そして
「楽しん」で頂きます。
今年の第一回目は、神奈川県平塚市の社会福祉法人
で、「うぃすたりあ」様での開催でした。
お集まり頂いた30人の皆さんに、こちらも
「熱く」お伝えすることができました。
最後は、涙ぐむ職員さんもいて、皆さん
それぞれの想いを感想をして頂き
思わず こちらも胸が熱くなりました。
また、これからも引き続き、介護現場で
働くみなさんに「感動」「勇気」そして「元気」
をお伝えしていこうと思っています。
皆様、お楽しみに。
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん、こんにちは!
今日は、私の尊敬する社会教育家の
田中真澄さんがよく講演で話される
話をご紹介します。
「人間に能力は、知識、技術、そして
心構えの三辺であらわされる。
どんなに知識と技術があっても
心構えが悪ければ、能力は出て
こない。すべては底辺の心構え
いかんである。
さらに、良き心構えは積極性×明朗性
で表される。
良き心構え、その一
「物事を前向きにとらえる」
その二
「素直」
その三
「感謝の念を忘れない」
人生の成功者に共通した資質が
これである。成功者は呪いたく
なるような境遇でも、この境遇が
自分を育ててくれると感謝している。
その四
「愚痴をいわない」
自分が出したものは自分に帰ってくる。
宇宙の法則である。
愚痴ばかり言っている人は、愚痴ばかりの
人生になる。
そして、田中真澄先生がいつもおっしゃる
とても大切な言葉を最後に皆様に贈ります。
「心構えというのは、どんなに磨いても
毎日ゼロになる能力である。
毎朝、歯を磨くように、心構えも
毎朝磨きなおさなければならない」
いかがでしょうか?
毎日、磨くことで、心構えが
「良い習慣」になっていくもの
だと思います。
そして、良い習慣が身につけば
その人の人間力が向上し、
結果として、人生の成功
であったり、夢の実現に
一歩づつ近づくように思います。
⇒福祉人材の人間力向上研修