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みなさん、こんにちは!!今日は久しぶりにのんびりと
東京の桜をみながら、歩いて
通勤してみました。
東京・神楽坂にある自宅を
出て、すぐにある市谷の
川べりの満開の桜を眺めながら、
麹町をとおり、半蔵門から
三宅坂をくだり、国会議事堂
の前を通るという、最高の
サクラ道です。
今日は、いつも電車で20分
の通勤を、1時間かけて
のんびりと東京のサクラを
満喫させていただきました。
皆さんにも、写真で
シェアさせて頂きたい
と思います。 帝国データバンクは1月13日、「医療機関・老人福祉事業者の倒産動向調査」の結果を公表しました。
これは、2000年から2014年の15年間における医療機関と老人福祉事業者の倒産動向(法的整理を対象)について分析したものです。医療機関は、病院(病床数20以上)、診療所(病床数20未満)、歯科医院が対象、老人福祉事業者は、在宅介護サービス、移動入浴サービス、デイサービスセンター、各種老人ホーム等の運営を行っている事業者が対象となっています。
主な結果は以下の通りです。
1.2014年の医療機関の倒産件数は、9年ぶりの30件割れとなる29件(内訳:病院5件、診療所9件、歯科医院15件)。診療所は2000年以来の14年ぶりの10件割れとなったものの、歯科医院は2009年、2012年と並び最多となりました。
この低水準推移については、2009年設立の「企業再生支援機構」(現「地域経済活性化支援機構」)の支援決定や、2013年に終了した「通称企業金融円滑化法」等が要因と、帝国データバンクは分析しています。
2.一方で、老人福祉事業者の倒産は過去最悪の水準が続いており、2014年は45件となりました。これは過去最悪となった2013年(46件)に次ぐ多さです。
この要因として、帝国データバンクは、2000年の介護保険法施行以来相次いだ参入により同業者間競争が激化、その後2006年の改正介護保険法での報酬引き下げ、居住費用・食費の給付対象除外等による経営環境悪化を挙げています。
3.2000年~2014年の累計倒産件数は、病院113件、診療所226件、歯科医院163件、老人福祉事業者255件でした。
態様別では老人福祉事業者、歯科医院、診療所の8割超が「破産」となっています。業歴別では老人福祉事業者の72.2%が「設立10年未満」と突出しています。
同調査結果の詳細は、以下のサイトでご覧いただけます。
帝国データバンク「 医療機関・老人福祉事業者の倒産動向調査」
玄関の下駄箱
今日のレク、自分でプレートを貼り付ける
大きな温水プール
みなさん、こんにちは!
今日は、今月中旬、わが法政大学
坂本研究室で視察を行った
かの有名な「夢のみずうみ村」
をご紹介いたします。
入り口を入ると「一生現役の人生養成道場」とあります。
中に入ると、土足でOKなのですが、
ご利用者は、下駄箱を使う。これも生活行為の
リハビリの一環。
靴をおいた場所を覚えておく。下駄箱には名前はないが
靴をしまう下駄箱の奥には絵や写真が
貼ってあり、自分の場所を見つける目安
になっている。
また 各所には「てすり」といったものが
まったく無い。タンスの伝え歩き、自宅と
同じような作りになっている。
タンスを しっかり手でつかむことが出来る
ような工夫もなされている。
そして有名な「バリアアリー」。
意図的にバリアを作る。但し、当然
安全面でのリスクがあるので、事前に
契約で合意をもらったり、また保険に
入っていただいているそうだ。
でもご利用者が後を絶たない。
そのご利用者の50%から60%が男性。
今日のメニューが自分で選べ、お仕着せのメニュー
では、どうも男性は抵抗感がある。
やりたいレクを自分であらび、その内容をプレート
で貼り付けると、プレートの裏で、データが読みと
られ、自動的に その方の介護記録となる。
後に そのデータをリクリエーションと
リハビリ効果の分析に使う。
ユーメという施設内通貨も有名。
現役生活と同じ 生活感を作り上げる。
各レクでは課題が設定されており、それを
クリアするとユーメがもらえる仕組み。
ゲーム感覚で楽しめる。
料理教室もあり、それは指先の脳の活性化に役立つ。
料理の専門家が来て、料理を指導。
リハビリの効果は改善実績にも表れている。
要介護1の方は50%の方々、要介護3は
70%の方々が改善に実績を上げている。
が、このことは介護保険上の収益的には
逆行するも、継続している(立派!!)
職員育成性としての「スター制度」。
入社後 半年以降の職員が「スター」
つまり その週のリーダーになる。
その人はその週はフリーになり、シフトを
つくったり、職場の「みずすまし」的な
動きをする。そのためには全員の職員の事
よくを知り、また利用者の特性を知らないと
出来ない。これが、職員育成にもっと有効
とおっしゃる理事長。
リハビリの理念に裏打ちされたレクリエーション
の工夫と職員の働きやすさと働き甲斐の工夫は
やはり噂通り、素晴らしいものでした。
みなさんも一度、御見学をお勧めいたします。
人みなさん、こんにちは!今日は、患者に寄り添う在宅医療を
行っている ある先生の記事ををご紹介
いたします。
人間にとっての幸せな死とは何か。
それはつまり、命ある今この瞬間を
どう生きるか
ということでしょうか。
そんなことを考えさせる内容になっています。
「幸せに満ちた人生の最期を迎えるために」
萬田緑平(在宅緩和ケア医)
※『致知』2015年4月号
連載「致知随想」より
└───────────────────────┘
外科医になって2年目。
患者さんを受け持てるようになった私は、
当時一般的ではなかった余命の「告知」を行い、
患者さんと家族の意思を尊重した治療のあり方を
少しずつ実践していきました。
効率よく手術や処置をこなす同僚からは、
「病室で患者と話してばかりで仕事が遅い」などと
ばかにされることもしばしば。
しかし、私が初めて告知を行った患者である
小林和恵さんとの出逢いが、
私の心の強い支えとなってくれたのでした。
彼女は39歳と若く、3人のお子さんのお母さんでもあり、
ピアノ教師として生き生きと働いている方でした。
しかし、体調不良を訴え、診察に訪れた時には、
すでに末期のがんに侵され手遅れの状態だったのです。
私は家族の希望を支援し、余命を告知。
後に抗がん剤治療から自宅療養に切り替えた彼女のもとに、
時々様子を見に伺うなど、心のケアに努めていきました。
その際、正式に和恵さんの緩和ケアを
引き受けてくださっていたのが、
「いっぽ」の設立者・小笠原一夫院長です。
そして、私は何とか和恵さんを元気づけようと、
ある一つのお願い事をしたのでした。
「数か月後に控えた私の結婚式で
ピアノを弾いてよ」
このお願いを彼女は大変喜んでくれました。
しかし、迎えた結婚式の早朝、
夫の晃一さんから電話が掛かってきたのです。
「先生ごめん。和恵は『私の楽譜はどこ?』って言っている。
きょうは調子がよくないみたい」
和恵さんはがんの進行による
意識障害を起こしているようでしたが、
何とか式場まで駆けつけてくれ、
お色直しの際に別室で顔を合わせることができました。
そして、いつもの明るさそのままに、
「ごめんなさい、ピアノを弾けなくて!」と、
花束を渡してくださったのです。
その後、帰りの車中でそっと目を閉じた彼女は、
そのまま深い眠りに落ち、
翌々日に自宅で静かに息を引き取ったのでした。
「自分の家で、自分のピアノの前で、
ショパンを聴きながら家族に囲まれ、
眠るように逝きたい」
と生前、言っていましたが、
そのとおりの穏やかな最期でした。
そして、悲しみに暮れる私に、
小笠原先生はこうおっしゃってくださったのです。
「和恵さんは、人生の最終楽章を“自分で”書いたんだ」と。
この時の体験が私に大きな影響を与え、
手術に熟練したかっこいい外科医を目指す傍ら、
緩和ケア研究会や小笠原先生の講演会に顔を出すようになり、
45歳の区切りをもって、在宅緩和ケア医として
人生を懸けようと決意するに至ったのでした。
私は医師が勧める抗がん剤治療や延命治療を
否定するわけではありません。
ただ、あくまで人生の最期のシナリオを書くのは、
他人ではなく自分自身だということを知っていただきたいのです。
そして、生まれてきた時に「おめでとう」と言うのなら、
亡くなる時も「おめでとう」と言える世の中にしたいのです・・・
いかがでしたでしょうか。
亡くなる最後も、「幸せに満ちた」終わり方を願う・・・
そんな人生を送る為にも、毎日の日々を大切に
精いっぱい生き抜いていくことが 生きるものに
とって最も大切な事のような気がいたします。
みなさん、こんにちは!!
今朝の産経新聞に10年後の東京の高齢化
社会の記事が掲載されました。
予測はしていたものの、実際に数字で
示されると、やはりかなりインパクトのある
ものになっています。
介護職員も現役世代の人口の35人に一人が介護の
関わる必要性がでてくるなど・・・・。
下記の記事をご覧ください。
産経新聞 3月28日(土)7時55分配信
10年後の東京…高齢者の4人に1人要介護
高齢者保健福祉計画で示された東京都の10年後の姿
■団塊世代、75歳以上に/保険費の負担増加
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる平成37年には、東京都内の高齢者の4人に1人に介護が必要となり保険費負担が増加する。そんな推計が27日、都が公表した「都高齢者保健福祉計画」で示された。支えるためには現役世代(15~64歳)の35人に1人が介護職に従事しなければならない。だが、全国平均に比べれば、高齢化率はまだ低い水準という。
同計画は、都が平成27年度から3年間の福祉政策の指標とするために策定。今回は団塊の世代が75歳を迎える10年後の「2025年問題」に焦点を当てた。これによると、後期高齢者は5年後の32年に171万人となり、65~74歳の前期高齢者(153万人)を超過。37年には約198万人に及び、都内の人口の15%を占めるようになる。
さらに要介護認定者は27年の約57万人から20万人増の約77万人に。これは65歳以上の高齢者の24・5%にあたる数字という。
また、これに伴い、各種サービスにかかる介護保険給付費も27年度の8363億円から1兆2107億円に増加。65歳以上の都民が支払う介護保険料の平均月額は現在の4992円から、10年後には8436円に上昇する見通しという。
要介護者の増加に対応するため、都は37年までに特別養護老人ホーム1万8千人分▽介護老人保健施設9700人分▽認知症高齢者グループホーム1万600人分-を新たに整備し、10年後には17万4374人に上るとされる施設・居住系サービス利用者を受け入れる計画を示した。
一方、それを支えるためには32年度の介護人材が、同年度の生産年齢人口(15~64歳)854万人の約3%にあたる計24万7786人必要といい、学生や主婦も含めた現役世代の35人に1人がヘルパーなどの介護職に就くことが求められるという。だが、これでも37年の都内の高齢化率は25・2%で、全国平均の30・3%よりは低い。都は「介護職員の昇級を促すキャリアパス制度などを活用し、これまでの増加率に加え、さらに年間3千人の介護従事者を確保すればいい。実現可能な数字だ」としている。
みなさん、こんにちは!!
今年もいよいよ人間力向上研修がスタートしました。
昨年一年の受講者は延べで、1000人を超えた
この研修。今年もまたスタートです。
今年は昨年以上の受講者が見込まれ、頑張って
皆さんの施設に伺いたいと思っています。
この研修、毎年バージョンをアップして
お届けしていますので、昨年とはまた
一味違う、研修で皆さんに「学び」そして
「楽しん」で頂きます。
今年の第一回目は、神奈川県平塚市の社会福祉法人
で、「うぃすたりあ」様での開催でした。
お集まり頂いた30人の皆さんに、こちらも
「熱く」お伝えすることができました。
最後は、涙ぐむ職員さんもいて、皆さん
それぞれの想いを感想をして頂き
思わず こちらも胸が熱くなりました。
また、これからも引き続き、介護現場で
働くみなさんに「感動」「勇気」そして「元気」
をお伝えしていこうと思っています。
皆様、お楽しみに。
⇒福祉人材の人間力向上研修
受賞の記念撮影
タンポポ介護センター
パチンコを楽しむご利用者
今日は、先週に行われました
「日本で一番大切にした会社大賞」のご紹介
をさせて頂きます。この賞は私の所属する
法政大学大学院坂本光司教授が審査委員長
になり、素晴らしい経営をされている
中小企業を表彰するイベントです。
坂本教授と我々、研究生がともに視察を
重ねた企業または、自薦他薦の企業が
ノミネートされ、大賞を決めるものです。
今年からは、経済産業大臣賞、中小企業長官賞
に加え、厚生労働大臣賞が加わり、5年目を
迎える今年は大きな盛り上がりをみせました。
その中で、注目すべきは、初めて介護業界から
受賞された会社が出たことです。
ご存じの方も多いと思いますが、愛知県にある
「タンポポ介護センター」様です。
タンポポ介護さんは、介護業界でも非常にユニークで
そして先進的な経営をされている通所介護で今、
日本全国でも注目されています。
男性のご利用者が半分以上を占めるというデーサービス
で、男性、もちろん女性も、楽しみながらリハビリを
行っています。写真をご覧ください。
そして、何より、働く社員を非常に大切にしている
それは働く方々の、表情や振る舞いをみれば
すぐわかります。人を大切にする経営理念を背景に
そこには、社員の能力ややる気を引き出す数多くの
仕組みがあります。
是非、皆さんも一度見学に行かれることを
お勧めいたします。
みなさん、こんにちは!
今日は、私の尊敬する社会教育家の
田中真澄さんがよく講演で話される
話をご紹介します。
「人間に能力は、知識、技術、そして
心構えの三辺であらわされる。
どんなに知識と技術があっても
心構えが悪ければ、能力は出て
こない。すべては底辺の心構え
いかんである。
さらに、良き心構えは積極性×明朗性
で表される。
良き心構え、その一
「物事を前向きにとらえる」
その二
「素直」
その三
「感謝の念を忘れない」
人生の成功者に共通した資質が
これである。成功者は呪いたく
なるような境遇でも、この境遇が
自分を育ててくれると感謝している。
その四
「愚痴をいわない」
自分が出したものは自分に帰ってくる。
宇宙の法則である。
愚痴ばかり言っている人は、愚痴ばかりの
人生になる。
そして、田中真澄先生がいつもおっしゃる
とても大切な言葉を最後に皆様に贈ります。
「心構えというのは、どんなに磨いても
毎日ゼロになる能力である。
毎朝、歯を磨くように、心構えも
毎朝磨きなおさなければならない」
いかがでしょうか?
毎日、磨くことで、心構えが
「良い習慣」になっていくもの
だと思います。
そして、良い習慣が身につけば
その人の人間力が向上し、
結果として、人生の成功
であったり、夢の実現に
一歩づつ近づくように思います。
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん、こんにちは!!
今日は心に残ったあるエッセーを
みなさんに ご紹介いたします。
人間力向上研修でもお伝えして
いるテーマで「幸福に生きるには」。
そしてその為の「こころの持ち方」
の一つに、「相手の自分に対する
態度は、自分の相手に対する態度の
写し鏡である」ということ。
今回ご紹介するエッセーは、それを
世に伝えているある心理学者のお話です。
┌─────────今日の注目の人───────────┐
「外にあるものは、すべて自分の世界を映し出す鏡である」
鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)
※『致知』2015年4月号
連載「人生を照らす言葉」より
└───────────────────────────┘
あるアメリカの有名な心理学者がこう説いています。
「外にあるものは、すべて自分の世界を映し出す鏡である」
人は理不尽な体験をすると、他人を責めたり、
周囲の環境に不満を抱いたりしがちです。
しかしそれらは皆、自分の心の反映にすぎず、
不満の矛先を他人や環境に向けることは
見当違いだというわけです。
これはまさしく人生の真理だと私も思います。
このアメリカの心理学者は、
かつてある人の言動に対して強い怒りを覚えました。
気持ちを抑えきれずに尊敬する先生に電話をし、
自分が怒りを抱いている人物についての
あらゆる罵詈雑言を並べ立てました。
ところがその先生は、彼の話に対して
ひと言も言葉を発することなく、
長い沈黙を保った末にとうとう電話を切ってしまいました。
収まりのつかない心理学者は、
先生の妻にも電話をし、再び悪口を並べ立てました。
すると彼女も先程の先生と同様、
何も言わずに彼の話を聞き、
さらに長い沈黙を続けたのです。
心理学者はその沈黙の最中にハッと気づきました。
いま自分が並べ立てた悪口は、
すべて自分の中に存在する性質だということを。
以来彼は、
「外にあるものは、すべて自分の世界を映し出す鏡である」
という真理を、多くの人に説き続けてきたのでした。
何か嫌な出来事が起きた時には、
それは自分の内なる世界の調子が狂っているということ。
嫌な出来事は、それを気づかせようとする
天からのメッセージであると受け止めていただきたいと思います。
明治、大正期に牧師を務めながら創作活動を続けた
詩人・童話作家の山村暮鳥は、
この心理学者の言葉を踏まえていえば、
自分の内なる世界をきちんと整えることを
一番の中心軸に置いて生きた人といえます。
常に自分をしっかり見つめ、困難に遭っても
責任を外に転嫁したり、逆に自分自身を責めたりすることなく、
現実を受け入れながら、思うにまかせない人生を
よりよく生きるにはどうしたらいいかと考え続けた人でした。
そうした思いが溢れ出て形になったものが
暮鳥の詩なのです。
└───────────────────────────┘
いかがでしょうか。
好ましくない出来事が起こった時に、それを
他責にするのか、自責と捉えるのか、その意識の
違いで、その後の生き方が大きく変わってくる。
自己反省の気持ちをもって、前向きに
生きていくことが、「幸福に生きる秘訣」と
言えるのではないでしょうか。
⇒福祉人材の人間力向上研修
みなさん こんにちは!!
今回は、今後の介護保険料に
関する記事をご紹介
致します。
今後の皆様の経営にも
少なからず影響の及ぶところだと
思いますので、ご紹介させて
頂きます。
4月に改定される65歳以上の介護保険料の
見込み額について、
政令指定市と県庁所在市、東京23区の
74自治体に朝日新聞がアンケートした
ところ、
3割の自治体で基準額が月6千円を超す
ことがわかった。
最高額は大阪市の6,758円。
500円以上の値上げとなる自治体が
約6割に達した。
高齢者の急増で介護保険の給付費は膨らみ
続け、
2000年度の3.6兆円から14年度は
“10兆円”
に達した。
今後も保険料の上昇は避けられない見通し
だ。
65歳以上の保険料は、市区町村ごとに決める。
3年に1度改定される。
朝日新聞は2月下旬までに、
74自治体に15~17年度の介護保険料(所得に
よる段階制保険料の基準となる額)を聞いた。
71自治体から回答があった
(回答率96%、試算段階や議会で議決前の数字
含む)。
71自治体のうち、
いまの介護保険料(12~14年度の基準月額)が
6千円を超す自治体はない。
4月の改定で、大阪市のほか、
和歌山市(6,600円)、
青森市(6,394円)、
東京都港区(6,245円)、
津市(6,200円)、
那覇市(6,150円)
など、21自治体(30%)で6千円台に
のる。
据え置き・減額となるのは3自治体のみ。
現在と比べて500円以上上がる自治体は45。
大津市(1千円)、
東京都港区(995円)、
横浜市(990円)など、
約1千円の大幅値上げとなる自治体も
あった。
また、介護保険がスタートした00年度と比べて
保険料が2倍以上に上昇した自治体が
“34%”
あった。
さいたま市では、
制度導入時の1,943円が4月から5,263円と
なる見込みで、
2.7倍になる。
いまから10年後、
「団塊の世代」が75歳以上になる25年度の
保険料も聞いたところ、
44自治体が推計していた。
月8千円以上が9割を占め、
東京都千代田区など2自治体は月1万円を
超すと見込む。
アンケートを送った74自治体の高齢者数は、
全国の65歳以上人口の約34%にあたる。
中小規模の自治体でも同様に値上げが相次ぐ
見通しだ。
国が1月に示した試算では、
いまの全国平均4,972円は、
4月以降は5千円台半ばまで上昇すると
見込まれている。
(有近隆史)
何かのご参考になれば幸いです。