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みなさん、こんにちは!!今日は今後に開催される介護経営セミナーについてお知らせ
致します。
「キャリア段位制度」に対応した
人材育成型人事評価とは
~先進導入事例紹介と人事システムの具体策~
【開催日時】
10月22日(水) 11月13日(木) 13:30~16:30 受付13:15
両日ともに同じ内容です。 ご都合の宜しい日に ご出席ください。
【場所】 新宿区産業会館(BIZ新宿) 新宿区西新宿6丁目8番2号 TEL:03-3344-3011
【講師】 林 経営労務コンサルティング オフィス 代表(社会保険労務士) 林 正人
【料金】 5000円/人(税込)
【後援】 介護経営総合研究所
国家戦略として産業構造変化に対応し、成長分野となる介護職の社会的評価の向上をめざして始まった「キャリア段位制度」は従来の肩書や勤続年数での評価ではなく、実践的な「キャリア」と「能力」を評価するもので、介護プロフェッショナル育成の新たなOJTツールとして期待されています。本セミナーでは、キャリア段位制度導入のポイントから導入事例、人事システム構築について皆様にわかりやすくお伝え致します。
「キャリア段位制度」の本格導入を真剣に考えられている皆様、また、キャリアパスや人事評価制度の構築を検討されている皆様のご参加をお待ち申し上げております。
また、第2部では、今、全国の社会福祉協議会などで話題の介護職員教育研修プログラムである「介護人間力向上研修」の内容の一部を、実際に受講いただき、お試しにて体感いただく時間とさせて頂きたいと思います。
この研修にご興味をお持ちいただいている多くの事業所のご要望にお応えし、今回初めてトライアル体験を開催させていただきます。人材育成にお悩みの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
第1部「キャリア段位制度」に対応した人材育成型人事評価
●キャリア段位制度の解説
●制度の導入背景と介護保険法改正の方向性
●OJTツールとしてキャリア段位制度
●OJT導入事例と具体的活用方法
第2部 介護職員研修「介護人間力向上研修」のご紹介。
●介護の現場で「はたらく」ことの意義とは
●人間力を高めるために職場で何を実践すればいいのか
●職場に必要な「人間力」4つの要素とは
お申し込みは、ホームページの問い合わせ欄からアクセス
頂くか、または弊社まで直接お電話 ください。
よろしくお願い致します。
TEL 03-6869-9480
まで。
みなさん、こんにちは!!
今日は、法政大学大学院坂本研究会にて視察させて
頂いた、石川県金沢市の「芝寿司」さんの感動的な
朝礼をご紹介させていただきたいと思います。
芝寿司さんでの視察スタートは、「朝礼」から始まりました。
職場のコミュニケーションと理念、方針の浸透を目的に
毎週月曜日に朝礼を行っているそうです。
所謂、「良い会社」は特徴的な朝礼を行っている会社が
多いのですが、芝寿司さんの朝礼はまさに、素晴らしい
ものでした。
まずは従業員同士の「握手」から始まり、「先週で嬉しかった
出来事」を相互に話し合う時間へと続きます。
次に 社長、専務からの講和があり、社内各部署からの報連相を
行った後の「先週のいい人探し」では、社内での感動的な
出来事を褒めたたえ合う、最後に行動規範である「7つの心得」
、経営理念の唱和で終了するものでした。
TOPの想い、重要事項共有化、従業員同士のプラスの
ストローク、そして 気持ちが良いぐらいにテンポの良い進行。
すべてにおいて理想の朝礼のように思えました。
この根底にある思想は「人に光を当てる経営」にあると
いわれます。「社長の仕事はスポットライト担当」と言われる
ように「社員一人一人が主人公」であり、それを支えるのが
経営者の仕事、ということに徹しているそうです。
同社では、毎年新入社員に会社の重要な社内イベントの
企画・運営を任せるそうですが、
あえて難しい課題を与え、それを乗り越えることで
「成功体験」を作らせる事を目的としています。
また、月1回の成果発表会では自分の立てた目標に関して、
その実践状況を全員の前に発表する機会が与えられます。
またパートさんからは「もし自分がお客だったら、
いくらだったらこの商品を買うか、」などの意見を引きだすこと
で、従業員全員の経営参画意識を醸成されています
これにより、各社員の存在に「光を当て」ひとりひとりが
重要なんだというメッセージで、モチベーションを高められて
いる。まさに「人を大切にする経営」という経営者の志によって、
いい社風が見事に作り上げられているように感じました。
そして2代目社長から3代目へ事業承継も計画的に着々と
進められています。経営理念は確実に受け継がれており、
また、市場環境の変化に向けた経営資源の投資も着実に
行われていました(来年には新工場の稼働が予定されています)。
今回の企業視察、「百聞は一見にしかず」といいますが、
まさに経営に関する深い学びと感動を頂いた素晴らしい
時間でした。月曜日の午前中という、非常な貴重な時間
をご提供いただいた 芝寿司さんには改めまして感謝
もうしあげたいと思います。
みなさん、こんにちは!!
今日は、私の尊敬する社会教育家の
田中真澄先生講演会のお知らせをさせて頂き
たいと思います。
今回の開催には、私、個人的にも大変想いが強い
講演会の開催となりますので、まずはその
あたりからお伝えしようと思います。
実は、一昨年と昨年の2年間にわたり、田中先生の
お話から学ぶ、いわば「田中塾」が開催され、
参加させて頂き、大変多くの「学び」をいただき
ました。そして、それが、今でも 私の生きる上
での大きな原動力になっております。
そんな中、毎年行われていた ぱるす出版主催の
先生の大講演会が昨年の講演にて「最後」との
お知らせがあり、全国の田中先生のファンが昨年
11月に一堂に会し、開催され、最高の盛り上がりと
感動をもって 終演となりました。
そして、今年に入り、われわれ田中先生の塾にて
一緒に学んだ「教え子」の間から、われわれ自身もまた
先生のお話を是非 お聞きしたい、そしてこれからの
時代を担う人たちにも、是非 聞いてもらいたい、
などの声が多く聞かれるようになり、先生の再登壇の
お願いをしたところ、
何とかご了承をいただき、今回開催の運びに
なった次第です。
今回講演も、昨年同様、ぱるす出版さんに運営を
お願いしておりますが、発起人は我々、「塾生」に
なります。そして、私が代表発起人を仰せつかる
ことになった次第です。
今回は、今までにも増して、先生のいいお話が
お聞きできるものと思います。タイトルは
「人生の勝負は後半にあり」。
先生がおっしゃる人生100年の時代
をこれからどう生き抜くか、これが今回の
テーマになっています。
皆様もぜひ、お誘いあわせのうえ、お出かけ
頂ければ幸いでございます。
よろしくお願い致します。
詳細は下記URLをご覧ください。
http://www.pulse-p.co.jp/tanaka/index.asp
みなさん、こんにちは!!
先週の金曜日、石川県金沢にある社会福祉法人
「佛子園」に視察に伺いました。
佛子園といえば、今、日本で最先端の社会福祉法人
として全国から注目を集めている話題の法人です。
確かに、門を入った瞬間に、ここが「社会福祉法人」?
と疑ってしまったほど、目に映った全景そして園全体に
流れている空気は、従来のそれとはまったく趣の異なる
ものでした。
一言でいうと、「コミュニティータウン」。
ご高齢者のサ高住が敷地内に点在しているものの、その周り
には 学生のアパート、外国人、ご家族など 多くの方々
が生活をしており、それぞれがうまく融合し、とにかく
明るく、楽しそうに 生活をされている。
そして、その生活の中に、お互いが関心をもち、
助け合える仕組みが、ごく自然に出来上がっている。
そんな空間が 「社会福祉法人 佛子園のシャアハウス
金沢」です。
もちろんその中には、これからの福祉の在り方を
示唆するモデルも存在しています。
障碍者、ご高齢者、児童がそれぞれを
大切にし、支え合うことで、それぞれの役割を
見つけることが出来ているように思いました。
社会的弱者である方々が、この町では、それぞれの
役割をもち、しっかり生きがいを持って生活されて
いる。障碍者の就労支援についても、しっかり考えられ
障碍者のお仕事も見事に作り上げられていました。
まさにこれからの福祉コミュニティーとして
のあるべき姿を示唆しているように感じた時間でした。
まさに、「すべて人が 明るく 楽しく、生き生きと
支え合う」そんな素晴らしい法人です。
今、「社会福祉法人」の在り方が、盛んに議論されて
いますが、まさにこのモデルこそ、間違いなく、
将来の社会福祉法人の姿になるものと確信いたしました。
当日、大変お忙しい中、ご説明頂きました理事長を
はじめ幹部の方々、改めまして厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
みなさん、こんにちは!!
今日のテーマは「天職」です。
最近、「転職」で「天職」をみつけよう
等というバラエティー番組がありましたが、
今日は、その「天職」について、考えて
みたいと思います。
今、各地で行っている「人間力向上研修」の中でも
皆様にお伝えしている内容ですが、「天職」とは
「探し求める」ものではなく、自分で「決めるもの」
または、後になって「感じるもの」だと思うのです。
今を、必死に乗り越えようとして目の前の仕事に
取り組む、その時は苦しさしか、感じられないけれど
後になって、「これが俺の天職なのかも・・・」なんて
ことは、皆さんもご経験があるのではないかと思います。
だから、「転職」によっては「天職」は見つからない
ものと私は思います。もちろん 「シャレ」を利かせた
バラエティーとしては面白いですけどね(笑)
さて、いつもご紹介している雑誌「致知」にも
「天職」についての記載がありましたので、ここで
皆さんにもご紹介させて頂きたいと思います。
└───────────────────────┘
「“抜く”を“抜かない”」
白幡洋一(ベガルタ仙台元社長)
※『致知』2014年9月号
特集「万事入精」より
東北リコーの取締役に就任した際に当時の社長から、
これからは中国の古典を勉強するよう
アドバイスを受けました。
薦められて読んだ本の一冊、
『菜根譚』は私の大切な座右の書となりました。
同書の名言の中でも
とりわけ共感を覚えるのが次の言葉です。
「払意を憂うることなかれ
快心を喜ぶことなかれ
久安を恃むことなかれ
初難を憚ることなかれ」
思いどおりにならないからといって
心を痛めてはならないが、
思いどおりになったからといって
有頂天になってもいけない。
平安無事が続いても
それを頼りにしてはならないし、
最初に困難にぶつかっても挫けてはならない。
いま振り返れば、高卒の私が
社長の重責を担うことができたのは、
この言葉を知らず知らずのうちに
実践してきたからだという気がします。
課長時代は課長として、部長時代は部長として、
そして事業部長時代は事業部長として、
私はそれぞれの役割を全うすべく常に全力を尽くしてきました。
『菜根譚』の言葉はまさしく、
行く先々で一所に懸命になるという
私の信条にも通じているのです。
私はこの姿勢を、
「抜くを抜かない」とも表現しています。
仕事には問題がつきものであり、
人はその問題を乗り越える度に成長します。
そして難しい問題を乗り越えるために大事なことは、
考え抜くこと、やり抜くこと、
つまり徹底して諦めずに取り組むことです。
「抜くを抜かない」ことによって
人は成長を実現するというのが、
きょうまでビジネス人生を歩んできた私の実感です。
こうした経験を踏まえて、
いまの若い方にお伝えしたいことは、
自分の適性や自分に合った仕事を
過度に追求し過ぎないほうがよいということです。
縁あって入った職場、与えられた環境で、
まずは本腰を入れて仕事に打ち込んでみる。
そういう姿勢で仕事に向き合わない限り、
自分の適性に合った仕事は一生見つからないと思うのです。
自分の本当の適性というものは、
与えられた仕事に一所懸命打ち込むことで
初めて見えてくるものだからです。
どこへ行っても楽な仕事というものはありません。
しかし、そこで臆することなく
誠心誠意、全身全霊で向き合うことで、
やがて仕事に打ち込む楽しさが分かるようになる。
天職というのはそうして掴むものだと
私は思うのです。
└───────────────────────┘
いかがでしょうか?
やはり「天職」に目覚めるコツ、それは
「おかれた場所で 咲きなさい」
この一言に込められた「想い」のような
気がいたします。
皆様のご参考になれば幸いです。
⇒福祉人材の人間力向上研修
今回も前回に続き
来年度の法改正の動きです。
最後は、介護老人保健施設についてもおさえて
おきましょう(介護療養型病床については割愛します)。
介護老人保健施設に関する論点は次の通りです。
こちらも内容を認識いただく程度で十分かと思われます。
(1)介護老人保健施設の在宅復帰支援機能・
在宅療養支援機能については、平成24年度介護報酬改定
において重点評価され、その後、在宅復帰率の高い介護老人
保健施設が増加し、平均在所日数も減少傾向にある。
今後見込まれる重度高齢者の増大を踏まえた地域包括
ケアシステム構築を一層推進する観点から、介護老人
保健施設におけるこれらの機能について引き続き、
強化する必要があるのではないか。
(2)特に、在宅復帰率の高い施設の中には、積極的な入所時
からの相談や退所後に必要となる訪問系サービスを自ら
提供する等に取り組む施設が含まれ、また、充実した
居宅サービスが提供されている地域に立地する施設は
在宅復帰率が高い傾向にあると考えられる。
これらの取組も含め、在宅復帰支援機能・在宅療養支援
機能を高める方策としての取組をどう考えるか。
(3)一方で、介護老人保健施設の在宅復帰支援機能・
在宅療養支援機能の強化に伴う施設の運営については
、幾つかの課題が指摘されているが、これらについて、
どう考えるか。
・長期入所者への対応(但し、施設や地域により変動があり得る)
・ 看取りへの取組強化に伴うベッド回転率への影響(ベッド回転率が低下する傾向にある)
・ 在宅復帰支援機能の強化に伴うベッド稼働率への影響
・ 一定割合の退所者再入所(退所後、一定期間後にもともと入所していた施設に戻っている)
今後、介護給付費分科会からは、次期法改正の具体案が推測
できそうな情報が数多く発信されてきます。その意味でも、
弊社としては、本会、及びその他の厚生労働省から発信される
情報に対してしっかりとアンテナを張り、特に自らの事業に
直接関連がありそうな内容については一つ一つの情報をしっかり
と咀嚼し、仮説を立てると共に、可能な部分から準備に着手して
いくぐらいの心構えとスピード感が必要だと言えるでしょう。
今後、新たな情報が入り次第、皆様にも随時ご報告をさせて
いただきますので、是非、自社の今後の検討に活かして
いただければ嬉しく思います。
※今月末からはいよいよ、在宅系サービスの議論・論点
抽出が始まります。
それでは。
みなさん こんにちは!
今回も、改正法の論点についてお伝えします。
今回は、特定施設いわゆる、有料老人ホームに関してです。
特定施設入居者生活介護について、提示された論点は下記の
通りとなります。
(1)有料老人ホーム利用者の平均要介護度が上昇傾向にあり
、認知症の入居者も多くなっているなどの実態があるが、
特別養護老人ホームが中重度者を支える施設としての機能に
重点化されることも踏まえ、「特定施設入居者生活介護等」
における介護報酬上の評価のあり方についてどのように考えるか。
→特養との兼ね合いや現状とすり合わせ、新たな方向性が打ち出される可能性があると言えそうです。
(2)「特定施設入居者生活介護等」については、平成24年度
にショートステイの利用を可能としたところであるが、現在の
利用状況を踏まえて、合理的なサービス利用の拡大を図るために、
本来の入居者による利用率を80%以上としている要件等
のあり方についてどのように考えるか。
→基準が緩和される可能性が高いと思われます。
(3)「特定施設入居者生活介護(外部サービス利用型)」
については、「早めの住み替え」を想定し、必要に応じて
外部サービスの利用を可能とする体制を実現する観点から
平成18年度に新たに設けられた枠組みであるが、
養護老人ホーム以外の類型ではほとんど利用されていない現状
を踏まえ、制度の在り方についてどのように考えるか。
→「外部サービス利用型」そのものの必要性が再検討される、ということでしょう(廃止もあり?)
(4)所得の低い方や介護ニーズ以外の面で生活困難を抱える
高齢者が入所する養護老人ホームや軽費老人ホームは、
今後とも地域において重要な役割を果たしていくべきものである。
そうした中で、施設の持つ専門的支援機能(ソーシャルワーク)
を活かし、地域の住民への相談支援・アウトリーチ機能や、
地域の高齢者等の交流拠点機能の更なる強化を図るといった
役割を担うことが期待されていることについてどのように考えるか。
→地域包括ケアで非常に重要な鍵となる
「相談支援・アウトリーチ機能」「地域交流拠点機能」の
プレーヤーの確保と共に、充実化を図っていきたい、
という国の意向を感じ取れるのではないと思います。
みなさんこんにちは!!
2015年法改正の各論に関する検討が行われている
「介護給付費分科会」。
本会で話し合われたポイントや論点の多くは
そのまま次期改正に反映される可能性が高く、
その意味でも、介護事業者としては、ここでの
議論の進捗をしっかりと把握しておく必要が
あるでしょう。今回は、7月23日・8月7日の
介護給付費分科会にて取り上げられた
テーマを取り上げてまいります。
先ずは、特別養護老人ホームについてです。
提示された論点は下記の通りとなっています。
(1)現在、介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設
については、医療関係職種の配置等に係る加算や、
看取り介護加算が設けられているが、今後、中重度者を支える
施設としての機能に重点化されること等に伴い、医療ニーズの
高い入所者の増加が見込まれる中で、そうした入所者に対する
適切なケアを行う観点から、配置医師や看護職員の勤務実態等
も踏まえつつ、施設における医療提供体制や介護報酬上の評価
の在り方をどのように考えるか。
→勤務実態を踏まえつつ、今以上に体制整備を促進していこう、
という方向性になる、と考えるのが自然でしょう。
また、医療法人との連携等、非営利ホールディングカンパニー型 法人促進の布石になるような動きも出てくるのかもしれません。
(2)入所者の居住環境の改善を図る観点から、これまで、
「個室ユニット型施設」の整備を推進し、新設のものを中心
として一定の整備が進んできているが、一方で、一定数の
自治体において、地域の実情に応じて多床室の整備が
行われている実態に鑑み、多床室の居住環境を向上させる
観点からも、プライバシーに配慮した多床室の在り方を
検討する必要があるのではないか。
→要注目の視点ですが、ユニットケアを中心に施設整備
を進めていきたい、という方向性は、変わらないと
考えるのが自然でしょう。
(3)平成17年に居住費を利用者負担とした際、
多床室については、居住環境を考慮して、室料を
含まない光熱費相当分のみを居住費とする取扱いと
されているが、今後の介護老人福祉施設・地域密着型
介護老人福祉施設における居住費の利用者負担の在り方
をどう考えるか。
→多床室の費用負担も個室と同様に上がっていくものと
思われます。
(4)(5)については、内容を認識いただく程度で
十分かと思われます。
(4)特別養護老人ホームは、社会福祉法人等により設置
される地域福祉の拠点として積極的に地域展開をし、
地域貢献を行う必要がある。そのような中で、小規模多機能
型居宅介護等との併設禁止や人員配置基準上の取扱い等
についてどのように考えるか。
(5)「サテライト型」のみならず、「単独型」も増加している
地域密着型介護老人福祉施設について、特に都市部等の地域に
おける更なる整備を進めていくに当たり、どのような方策が
考えられるか。
続いて特別養護老人ホームの最後、(6)についてです。
(6)介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設
における様々な取組を評価する観点から、各種の加算を
設けているところであるが、その算定状況にはバラツキが
あるほか、平成27年度より、施設への新規入所者が原則
として要介護3以上に限定されることを踏まえ、報酬上の
加算の在り方をどのように考えるか。
→要介護3以上に限定されることにより、中重度者向けの
ケア体制の整備を目的とした加算等が新設される可能性
があるのかもしれません。
以上が特別養護老人ホームの変更に関する検討事項です。
次回は、特定施設入居者生活介護に関する議論のポイント
を見てまいりたいと思います。
みなさん こんにちは!!
さて、8月下旬から9月上旬にかけ3週連続で茨城県の
社会福祉協議会で行われた「OJTマネジメント向上研修」
の報告です。
皆様関係各位のおかげで、先週の木曜日に最終回が無事終了
することできました。介護施設、障碍者施設、保育施設でリーダー
として頑張っていらっしゃる方々延べで約 210人のリーダー職の
方々にご受講いただきました。
みなさん、本当にお忙しい中 とても熱心に受講いただき、誠に
ありがとうございました。
今回の研修のプログラムで特に 大切にした点は、受講生の
「深い気づき」をどう引き出すことができるかという点、
そして いかに御自身の職場での活用を 具体的にイメージ
していただけるか、に留意して構成を熟慮致しました。
また研修での「気づき」には、講師からお伝えする内容
からの気づきと他の受講者の意見や考え方からの気づきが
あります。今回は、グループ演習 ワークショップ、
ロールプレイや 映像視聴 などの参加型研修スタイルを数多く
取り入れ、極力受講者同志の意見交換の時間を増やす構成に
してみました。社会福祉協議会研修という、いわば、同じ悩み
を抱えている方々がお集まりになる とてもいい機会なので
受講生同志のふれあう時間をできるだけ多く用意させて
いただきました。
そして、研修では、いつも心がけている大切な要素
「楽しい」研修
「感動する」研修
にて、プログラムをプロデュースしてみました。
そして、受講生のみなさんからいただいた声を下記に
ご紹介させていただきたいと思います。
「社会人としても、リーダーに任命されてからもまだ日が浅い
私は、何事にも自信がなく、部下への指導なども無知
だったので今回の研修はとても学びが多かった。明日から
現場で生かします」
「職場にかえってすぐに役に立つ研修でした。一人の人間として
基本的なことを忘れてしまいがちですが、一呼吸おいて相手と
話し合う余裕が持てるようになりたいと思いました」
「自分自身 リーダーとしての自覚がない。この研修を受けて
もっと、頑張ろうと思った」
「今回は自分に不足している点は何かと思い参加しました。
その不足している部分について理解を深めることが出来ました
ありがとうございました」
「とても感動する研修でした。ありがとうごいました」
「視点を変えることで 同じ場所でも見え方がずいぶん
違うことに気づかされました。困難な場合でも、視点
を変えることで、前向きにとり組んでいきたいと思いました。
本当にありがとうございました」
などなど・・・
数多くの声をいただき、こちらが感動をいただく場面も
多くありました。
こちらこそ、本当にありがとうございました。
そして、最後に 今回の研修を企画していただいた茨城県
社会福祉協議会の皆様、大変お世話になりありがとうござい
ました。
⇒職場リーダー(主任)の職場実践力&人間力向上研修
みなさん、こんにちは!!
9月3日の介護給付費分科会にて、
地域区分の見直しについての議論が
行われていましたね。
24年度の改正時にも変更があったので、
“何でまた、こんな短期のタイミングで?”
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
話の発端は、平成26年の人事院勧告。
経緯や詳細説明については割愛させていただき
ますが、
公務員の給与における地域手当の見直しについて、
1級地→20%(18%)、
2級地→16%(15%)
3級地→15%(12%)
4級地→12%、(10%)
5級地→10%(6%)
6級地→6%(3%)、
7級地→3%(0%)
に変更すべきではないか?
との意見が示されています。
(かっこ内の数字は今までの数字です)
これだけを見ると、
「え?()の数字より上がっている、ということは、
公務員の給与が今に比べて少し上がるっていうこと?」
とお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、
単にそうなる訳ではなく、
この見直し案には、
“俸給表水準を平均2%引下げた上で実施”
という前提が添えられています。
(財政中立(=全体としての財政的な増減を
生じさせないようにすること)の考え方が基本
ですので)
また、これらを踏まえ、3日の給付費分科会では、
次のような論点提示が為されています。
↓
“これまで介護報酬における地域区分の対応に
ついては、
民間の賃金の実態を踏まえた地域手当に準拠
した設定を行ってきており、
今回の介護報酬改定においても、
人事院勧告が定めた新たなルールの施行を前提と
した対応をとるべきと考えるがどうか。
“その際、平成24年度介護報酬改定において
設定した区分から大きく変動する地方自治体が
出てくるという事実を踏まえると、
今回の人事院勧告を見据えつつ、
自治体からの御意見も伺ったうえで必要な
経過措置を講ずるべきと考えるがどうか”
・・・・・・・・・・
即ち、上がる自治体も下がる自治体も出て
くる、ということですよね。
無論、事業者にとっての最終的な収入は、
“介護報酬×地域単価”
で決まってくる訳ですから、
今回の議論だけを取り上げて、
どうのこうの、
とは一概には言いにくいとは思いますが、
報酬についても様々なメリハリが示される
可能性が高い上、
このような変更されることを考えると、
地域によっては、
ダブルパンチを受ける事業者も出てくるものと
思われます。
゛自分たちの地域はどうなるだろう?”
と、一度、イメージレベルでもシミュレーションを
しておいてもいいかもしれませんね。
是非、頭の片隅にでも置いておいていただければ
と思います。
(参考 CBTAG代表 原田匡氏 情報)