【職員採用】採用面接に現在の職員を同席させることは問題ないか、その場合の留意点は?
職員を面接採用に同席させることはもちんOKで、むしろ望ましい
採用面接を、院長が職場のリーダー的職員と一緒になって行うことは望ましいことです。
クリニックは限られた人員で業務を行っており、毎日同僚と顔を合わせます。
また人事異動もほとんどありません。
従って、応募者が診療現場の仲間として受け入れられ、仕事への適性があるか否かは、現場で働く職員の感覚や評価は大変参考になります。
職員に同席してもらうことのメリットは下記の通りです。
- 職員も採用に関わったという責任感を持ってもらえる
- 現場の風土や仕事にマッチした人材を選べる
- 応募者も職員の生の声を聴くことが出来、自分との相性を知ることが出来る
職員を同席させるのはできれば2次面接で
職員を面接に同席させる場合は2次面接が適当のように思います。
理由は一面接を通過した方であれば採用する意向が強いので、職員が安心して同席することが出来、職員も過度に負担を感じることなく同席してもらえる。
2次面接では、応募者から職員に遠慮なく質問してもらい、その後に職員から応募者に質問してもらうのが良いでしょう。
2次面接の結果を職員から十分にヒアリングした上で院長が合否を判定することになります。
職員に同席してもらうために留意事項もあります
同席者はリーダー的な存在の方に限定し、最大2名迄が良いと思います。
3人以上の同席は候補者に圧迫感を与えてしまいます。
また職員に同席してもらう目的は、良い人材を採用するために、現場の意見を参考にしたい旨を事前に伝えておくといいでしょう。
面接する側もしっかり選ばれていることを忘れずに
当クリニックを選んでもらうには、クリニックの理念や診療方針などを応募者に示すことは大変有効です。
理念なきクリニックは、これから良い人材には選ばれないということを真剣に考えなければなりません。
また良い人材は、とかく、職員の挨拶や5Sについてしっかり観察しているものです。
院長が理念を語ることが出来、普段から明るい挨拶や5Sを実践することが、採用にも影響することを知って頂きたいと思います。