てぃ先生、保育士不足について「賃金さえ何とかなれば」と考える政府の誤解指摘 カギは「業務負担の軽減」
てぃ先生
現役保育士でメディアでも活動する「てぃ先生」が14日、自身のツイッターを更新。慢性的な保育士不足について、政府の大きな誤解を指摘。現場で奮闘する保育士の声に耳を傾けるべきだと訴えた。 「保育士不足について、政府の大きな誤解は『賃金さえ何とかすれば』と考えているところ。事実、月に数万円の手当を出す自治体もあるが全く効果はない。一方で、例えば書類業務が少ない働き方であれば保育士を続けたいという人は多くいる。業務の見直しは予算ゼロでも出来るのに、何故かやらない不思議」とつづった。 さらに「もちろん『配置基準』や『賃金』も見直し必須だが、今回も家庭優先で保育士まで予算が回ってこない。だからこそ、予算ゼロでも今すぐできる業務負担の軽減に本気に取り組むべきで、そのためには偉い人や大学教授たちの話ではなく、”現場の保育士”の話を聞かないと不可能。本気でやるなら案内するのに」と現場からの声を発信した。 この連続ツイートには「教員も同じくです! すぐに業務内容の精査をして削減や委託ができるのに許可されません!」「お偉いさん、いっぺん保育実習してみようか」「保育士資格がないから、その書類業務を専属でやる仕事をやりたい」「似たような事は一般企業でも。業務改善をしても『ふ~ん』で終わっちゃう。評価されない。ところが、お金がかかる改善は評価される」など、切実な声が相次いだ。(中日新聞より)