【ノロウイルス集団感染】和歌山県の保育所とこども園で、園児と職員の計115人が症状訴える
和歌山県内の保育所と、認定こども園で、相次いでノロウイルスの集団感染が確認されました。
2施設で、園児と職員の計115人が感染したといい、県が感染予防の徹底を呼びかけています。
和歌山県によりますと、集団感染が確認されたのは有田川町立の保育所と、紀美野町立の認定こども園です。
有田川町立の保育所では検便した6人全員からノロウイルスが検出されていて、先月24日から今月14日までの間に園児263人のうち81人・職員51人のうち8人が症状を訴えています。
隣の自治体、紀美野町立の認定こども園では検便した8人のうち6人からノロウイルスが検出されていて、先月22日から今月14日までの間に園児97人のうち28人・職員24人のうち6人が症状を訴えているということです。
いずれの施設も昼食時に給食が提供されていますが、子どもらの発症日に2週間以上の幅があることから、食中毒ではなくノロウイルスが蔓延していると県はみています。
接触感染の可能性が高いとして、県は各施設に手洗いや換気、消毒などの対策の徹底を指導するとともに、嘔吐や下痢、発熱などの症状があらわれた際はすぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。(MBSニュース電子版)