ママもパパももっと休もう 川崎市中原区に保護者が休息できる保育施設 仮眠、読書…自分の時間楽しんで

 

11月中旬、JR武蔵小杉駅近くの再開発予定のビル1階にある「YASMO武蔵小杉」。温かな光が差し込む保育スペースでは、子どもたちが保育スタッフと木製のおもちゃで遊んだり、昼寝をしたり、おやつを食べたりと、思い思いに過ごしていた。
休息用のブースのリクライニングベッドで休む保護者

休息用のブースのリクライニングベッドで休む保護者

 隣の部屋には、保護者向けにリクライニングベッドが置かれた12のブースが並ぶ。子どもの泣き声は遮られ、心地よい波音のBGMが流れる。そこでは、睡眠を取ったり、読書したり、マッサージしたりと自由に過ごせる。保育スペースのすぐそばで休めることで、幼い子どもと離れる心理的な抵抗感を和らげる狙いがあるという。
YASMOは今年1月に開設され、10月末までにのべ2千組以上の親子が利用した。発案者の一人、吉田裕太さん(29)も5歳と1歳の娘2人の父親。「育児の不安や悩みを一人で抱え込む『孤育て』が深刻化している」という問題意識が、開設のきっかけになったという。
 長女の乳児期は妻(32)に育児を任せ、仕事に専念していた吉田さんは、「今となっては浅はかだった」と振り返る。「誰かに育児を頼って、親がきちんと休んだり、自分の時間を持ったりできるサービスが必要じゃないか。育児中の心身の負担軽減を図るサービスは、少子化対策にもなる」。そんなアイデアを社内の事業提案制度に応募したという。(東京新聞記事より)

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