【必修】厚労省、介護現場の生産性向上フォーラムを今年3月に開催へ
介護現場の生産性向上への関心が一段と高まっている。
例えば全世代型社会保障構築会議。ロボットやICTの活用、事業者の協働化・大規模化の推進などが議論されている。今年度の介護報酬改定でも、「良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり」が重要視された。生産性向上は今、介護業界をあげて前に進めるべき非常に重要なテーマとなっている。
介護現場では既に、生産性向上の必要性が認識されている。しかし一方で、実際の取り組みが進んでいないケースも多く見受けられる。
「成功のイメージがわかない」「取り組みたいが方法が分からない」「途中で行き詰まった」。そうした声が多く聞かれるのは、簡単には超えられないハードルが存在しているためと考えられる。
こうした状況を受け、厚生労働省は、生産性向上の実践を促して取り組みを加速させるため、「介護現場における生産性向上推進フォーラム」を今年3月に開催する。
このフォーラムでは、先進的な事例紹介を通じて取り組みの意義や手法を共有し、生産性向上を支援する施策や具体的な活用方法が紹介される。上述の課題を踏まえ、現場での取り組み実践を後押しする内容となっている。
具体的なプログラムとしては、以下が予定されている。
◯ 最新の政策動向の説明
◯ 生産性向上の取り組みの考え方とポイントの解説
◯ 介護職員の働きやすい環境づくりに関する取組報告(内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰受賞事業所)
◯ ケアプランデータ連携システムによる生産性向上の取り組み事業所の発表
◯ 登壇事業所によるパネルディスカッション
◯ 都道府県等の取り組み支援状況の報告
◯ 生産性向上に資する介護ロボット・ICT機器等の紹介
「介護現場における生産性向上推進フォーラム」は、2025年3月12日(大阪会場)、3月18日(東京会場)に開催される。プログラムの詳細や申し込み方法については、公式サイトをご覧いただきたい。(介護ニュースより)