介護職員処遇改善加算の今後について(2018年9月)
社会保障審議会介護給付費分科会開催報告
今回は処遇改善加算のあり方について多くの委員から発言がなされた。
全老健の東憲太郎会長からは、介護現場では給与よりも、
現場での理念や運営の在り方への不満や業務に関連する心身の不調
がしめており、介護福祉士の仕事の在り方自体に問題ではないか。
離職しないような、介護福祉士が夢や、やりがいを持てるようにすべき。
また、処遇改善加算についは、介護助手にも使えるようにしてほしい。
あるいは、リハやSW,看護職にもこれを認めてほしい。
もちろん、介護職の処遇改善なので、基本はこれに重きを置いてほしいが、
柔軟性を持たせてほしいと意見した。
他の委員の中にも、同じように、介護施設は多職種で支え合っており、
そういう意味でも処遇改善加算は多職種が活用できるようにしてほしいという声が上がった。
日本医師会の江澤和彦氏は、処遇改善の柔軟な運用について示唆。
介護職員は賃金だけでは離職しない。別の離職要因があり、
賃金やキャリアアップ以外、働きやすい環境への配慮も必要とまとめる。
更に、医療現場における介護人材確保も重要な課題で、それをどう考えるか?
医療現場の介護職員の処遇についても考えたほうが良いとの別の意見も出された。
詳細は、添付資料をご参照ください。⇒今後の処遇改善について。
参考ページ
介護事業所向け「人事制度・キャリアパス要件」作成支援コンサルティング