医療事業所様向け情報(経営)5月号①
コロナ離職者のトライアル雇用に助成金
コロナ離職者に対するさまざまな救済策が講じられています。中でも令和2 年度第3 次補正予算により「トライアル雇用助成金」に新設された2 つのコースは、医療機関でも活用の幅が広がる内容です。概要をご紹介します。
未経験者の採用をサポートする助成金
次のコースが創設されました。
⚫ 新型コロナウイルス感染症対応トライアルコース
⚫ 新型コロナウイルス感染症対応短時間トライアルコース
いずれも、離職者の要件※を満たす離職者を、無期雇用契約へ移行することを前提に、一定期間試行雇用(トライアル雇用)した場合が対象です。
※離職者の要件
- 新型コロナウイルスの影響により離職を余儀なくされた労働者で、
- 離職 (シフト制労働者等のシフトが減少した場合等も含む) 期間が3ヶ月を超え、
- かつ、就労経験のない職業に就くことを希望する求職者
求職者が希望する無期雇用の週の所定労働時間が30 時間以上なら「新型コロナウイルス感染症対応トライアルコース」、20 時間以上30時間未満なら「新型コロナウイルス感染症対応短時間トライアルコース」となります。
支給額
雇入れの日から1 ヶ月単位(最長3 ヶ月間)を対象に、支給対象者1 人につき、次の金額が支給されます。
事前にトライアル雇用求人をハローワーク、地方運輸局、職業紹介事業者に提出し、これらの紹介により、対象者を原則3 ヶ月の有期雇用で雇い入れ、一定の要件を満たした場合に、助成金を受けることができます。その他にもさまざまな注意点があり、今後の感染拡大の影響で変更が生じることも考えられますので、ご活用の際は、最新情報をご確認ください。
参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対応トライアルコース・新型コロナウイルス感染症対応短時間トライアルコース」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/newpage_16286.html
(次号に続く)