東京都区部の保育園に入りにくい駅ランキング…ワースト3に変化なし

分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」は2021年11月26日、東京都区部の保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)を発表した。今年もワースト3は不動で、1位が葛西駅、2位は西葛西駅、3位は新小岩駅となった。

分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」は2021年11月26日、東京都区部の保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)を発表した。今年もワースト3は不動で、1位が葛西駅、2位は西葛西駅、3位は新小岩駅となった。

 2022年4月時に、0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計し、保育園に入所しにくい駅、しやすい駅を調査。待機児童数は、「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とし、区が定める基準を満たす保育サービスを提供する専用施設の0歳児定員」を引いて算出している。保育サービスの需要は待機児童数で表されるが、この定義は求職中や産休中の需要を含める・含めない等行政によって基準が異なる。待機児童数の潜在需要を把握するため、各行政区に対して町丁目ごとの0歳児人口の調査を行い、0歳児人口の総数を最大需要と推計し、さらにそれらを駅単位で集計した。

 東京都区部の0歳児の保育園に入りにくい駅の1位は葛西駅(江戸川区)。駅近隣の0歳児人口が都区部全駅で1番多い651人の最大需要を有しているにも関わらず、0歳児定員は103人と前年から増えていない。4年連続都区部内でもっとも入りにくい駅となっている。西葛西駅(江戸川区)は、0歳児人口の最大需要536人を有しているにもかかわらず、0歳児定員は42人といまだに少なく、前年に引き続きワースト2位となった。3位の新小岩駅(葛飾区)は、0歳児人口が615人と都区部で2番目の最大需要を有する駅であり、前年と比較すると0歳児定員を約1.2%増やしているが、前年と同じ3位のランクインとなった。

 その他、4位は豊洲駅(江東区)、5位は荻窪駅(杉並区)、6位は北綾瀬駅(足立区)、7位は篠崎駅(江戸川区)、8位は船堀駅(江戸川区)、9位は勝どき駅(中央区)、10位は竹ノ塚駅(足立区)となった。前年から篠崎駅(前年13位)と船堀駅(前年12位)の2駅がワースト順位を上げて、10位以内にランクインしている。

 あわせて、東京都区部0歳児の保育園に入りにくい行政区ランキング(最大不足人数で算出)では、1位が世田谷区で不足人数は4,717人、倍率は3.8倍。2位は江戸川区で不足人数は4,206人で倍率は8.3倍、3位は大田区で不足人数は4,176人で倍率は4.6倍となっている。「住まいサーフィン」では、より詳細な結果を発表している。(保育ニュースより)

◆東京都区部0歳児の保育園に入りにくい駅
1位 葛西駅(江戸川区)
2位 西葛西駅(江戸川区)
3位 新小岩駅(葛飾区)
4位 豊洲駅(江東区)
5位 荻窪駅(杉並区)
6位 北綾瀬駅(足立区)
7位 篠崎駅(江戸川区)
8位 船堀駅(江戸川区)
9位 勝どき駅(中央区)
10位 竹ノ塚駅(足立区)

 

お電話でのお問い合わせ

03-6435-7075(平日9:00~18:00)

営業時間外のお問い合わせはこちらから

相談・ご依頼の流れはこちら