介護施設の感染対策、厚労省が実地研修の募集を開始 通知で参加呼びかけ

介護現場を非常に厳しい状況に追い込んだ新型コロナウイルスの感染対策について、厚生労働省は専門家による実地研修の受講を希望する施設を募集している。

「今後の流行にも備え、適切な対策を学ぶ機会として活用して頂きたい」

厚労省はそう呼びかけている。募集期間は今月27日までとした。介護保険最新情報のVol.1071で広く周知している。

この実地研修は、施設の職員が標準的な感染予防策や発生時の備えなどを十分に身に付けられるよう、国の事業として専門家を派遣して行われるもの。それぞれの施設の状況に応じた個別的な指導・助言を受けられる点が特徴だ。

実地研修は最大4時間。具体的な内容は、

◯ 施設の感染対策の現状に関する助言

◯ 個人防護具の着脱方法

◯ 感染の疑いが生じた際のゾーニングを含めた対応方法

◯ 施設側のニーズに応じた内容

などで構成される。

費用負担はなし。ただ、実地研修で使用する個人防護具は施設側で用意する必要がある。実施期間は今年6月から12月の間。事業者は希望日を第1から第5まで伝えることができる。申し込みを行う場合、施設の管理者、または感染対策の教育担当者が、厚労省の研修プログラムを事前に受けていることが要件となる。(介護ニュースJOINTより)

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