クリニック・医療機関の接遇ワンポイント情報 『見られている』
ワンポイントアドバイス
ご相談の方は受付にいたようですが、患者様がおらず緊張感が途切れ、あくびが出てしまいました。そこにちょうど患者様がいらっしゃったようですね。
診療時間中は、どんなに忙しいときであっても、「患者様から見られている」という意識を持ち続けることが大切です。いつ、だれが見ているか分からないという緊張感を持って、表情や姿勢に気を配らなければなりません。
事例でのようなあくびだけでなく
壁にもたれかかった姿勢で立っていませんか?
片足に体重をかけて立っていませんか?
腕を組んで仁王立ちのように立っていませんか?
しかめっ面をしていませんか?
座った状態で頬杖をついていませんか?
座った状態で椅子の背にもたれかかっていませんか?
これらのような無意識での姿勢や行動が患者様の目に入ってしまうと、日頃から築いてきた信頼や安心に、残念な影を差してしまうことになります。
このような姿勢や行動にならないよう、あるクリニックでは自分の姿や顔が目に入りやすい位置に姿見や卓上の鏡を設置しています。そうすることで、目にした時にすっと姿勢を伸ばしたり、表情を引き締めたりするようになるそうです。
忙しさの中で忘れがちですが、私たちは「常に見られている」という意識を持ち続けられるよう、毎日声を掛け合って取り組むとよいでしょう。
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