〚保育トピックス〛保育士のキャリア感
保育士のキャリア感に関する意識調査が実施されました。
その調査で明らかになった事実としては以下の事項があげられます。
① 将来園長の仕事に就きたいと考えている保育士は16.1%
② 園長の仕事に就きたくないと思う理由の第一位は『責任が重く、自分には無理だと思うから』
③ 『理想となる保育士や将来自分がなりたい保育士像を思い描けていますか』という設問には約7割の保育士が『できている』と回答
④ 『キャリアにおける具体的な目標を設定できていますか』という設問には約5割の保育士が『できている』と回答
上記の結果から、保育士は一スタッフとしての将来像はイメージできていますが、一スタッフとして働く以外のキャリアパスについてのイメージはややしづらい職種ということが分かります。
これは保育業界自体がスペシャリスト志向の職員が多いということもあるかもしれませんが、事業所側の方で明確なキャリアパスを職員に示しきれていないという原因があることも推察できます。
もちろん展開している事業所数によっては役職軸によるキャリアパスは提示しづらい部分もあるかもしれませんが、その場合でもスペシャリスト軸によるキャリアパスの提示をすることは可能だと思われます。
キャリアパスを明確に描ける保育士が増えると対外的な保育業界のイメージも変わっていくかもしれません。
保育業界の人事担当者の皆様は、ぜひ自事業者のスタッフが自身のキャリアパスをどこまで描けているか一度確認をいただければと思います。
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